ユビナガコウモリとは? わかりやすく解説

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指長蝙蝠

読み方:ユビナガコウモリ(yubinagakoumori)

ヒナコウモリ科コウモリ一種

学名 Miniopterus schreibersi


ユビナガコウモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 15:48 UTC 版)

ユビナガコウモリ
ユビナガコウモリ
Miniopterus fuliginosus
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: コウモリ目 Chiroptera
: ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
: ユビナガコウモリ属 Miniopterus
: ユビナガコウモリ
M. fuliginosus
学名
Miniopterus fuliginosus
(Hodgson,1835)
和名
ユビナガコウモリ
英名
Eastern Bent-winged Bat

ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosus)は、コウモリ目(翼手目)ヒナコウモリ科ユビナガコウモリ属に分類されるコウモリの一種。Miniopterus schreibersi の亜種 M. s. fuliginosus とすることもある。

分布

アフガニスタンからインド中国朝鮮半島、日本(本州(主に青森県西津軽以南[1])、四国九州対馬佐渡島)に分布する[2]

特徴

前腕長45 - 51 mm、頭胴長59 - 69 mm、尾長51 - 57 mm、体重10 - 17 g[2]

昼間は洞窟に潜んでいる[3]。日没になると、河川森林昆虫を捕食して飛び回る[2]。一晩にユスリカやカなどの虫を数百匹食べるといわれる[4]。7月上旬頃に出産する[3]。繁殖は特定の洞窟で行われる。

日本には1万頭以上の群れが生息する洞窟が各地に存在し、日本における本種の個体数は約20万頭と推測される[5]

脚注

  1. ^ コウモリボックスとは? |岩木川ダム統合管理事務所”. www.thr.mlit.go.jp. 2025年4月5日閲覧。
  2. ^ a b c 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明『日本の哺乳類 改訂版』東海大学出版会、2005年7月20日。ISBN 4-486-01690-4 
  3. ^ a b 小宮輝之『フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類』学習研究社、2002年3月29日。 ISBN 4-05-401374-0 
  4. ^ “ユビナガコウモリ1万匹 洞窟で出産、子育て 白浜沿岸”. 紀伊民報. (2014年8月5日). http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=278336 2014年8月6日閲覧。 
  5. ^ 前田喜四雄「日本列島におけるユビナガコウモリの個体数推定」(PDF)『奈良教育大学附属自然環境教育センター紀要』第10巻、2009年、31-37頁、2011年9月20日閲覧 

関連項目

 



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