ユニクロの真のルーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 05:11 UTC 版)
『防長新聞』1946年10月20日付には 「開業御挨拶 平和日本の原動力たる家庭/失はれた家庭必需品を左記営業種目に依り十月二十日より開業致す運びとなりました 山口市小郡大正町 小郡商事代表者 柳井政雄」(一部省略) との広告が載っている。一方、ユニクロの有価証券報告書には 「昭和24年3月、山口県宇部市に当社の前身である『メンズショップ小郡商事』を現代表取締役会長兼社長柳井正の実父柳井等が開業」 と書かれている。つまり、 1946年に柳井政雄が始めた小郡商事 1949年に柳井等が始めた小郡商事 の2つが存在していることになる。 この間の消息について、柳井正のいとこにあたる千田秀穂の解説によると、1946年創業の小郡商事は金物や日用雑貨などを扱う会社であったが、柳井等が戦地から復員すると、この小郡商事の繊維・洋服部門を柳井政雄から任された。そこで経験を積んだ柳井等は、1949年に紳士服店「メンズショップ小郡商事」を開くに至った。それが1963年に株式会社となり、現在のユニクロの前身となった。したがって、ユニクロの本来の原点は柳井政雄創業の小郡商事だが、現在のユニクロの正史からその事実は抹殺されているのだ、という。その理由は、柳井政雄が暴力団関係者であり、佐藤栄作など地元の有力者と癒着しつつ、柳井正とは正反対の土着的な生き方を貫いたことであろう、と千田秀穂は推測している。
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