ユダヤ教における使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/27 09:56 UTC 版)
旧約聖書には、元来のヘブライ語である hoshia na の使用例が1箇所あり、『詩篇』118篇25節 に「どうか主よ、わたしたちに救いを」とある。「ハレル」(『詩篇』113篇 – 118篇)の一部である『詩篇』118篇は、「仮庵の祭り」の際に、四種の植物(シトロンの果実、ナツメヤシの葉、葉の付いたギンバイカの枝、葉の付いたヤナギの枝)を束ねたものを手に持った行列が、祭壇の周りを巡りながら朗唱する。このとき朗唱するのは『詩篇』118篇25節と別の祈祷文を合わせたものであり、それを Hoshanot と呼ぶ。Hoshanot は、hosha na が名詞化して「懇願」を意味する単語となった Hoshana (ホシャナ)の複数形である。祭りの7日目には、これを7回おこない、この7日目を Hoshana Rabbah (「大ホサナ」)と呼ぶ。また、祭壇の周りを巡った後、5本のヤナギの枝を地面に叩きつける。このヤナギの枝を指して Hoshana と呼ぶ。ラビ文献では、ホサナという言葉は、上記のような一語の名詞としてのみ使われている。
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