モンテクリスト島の財宝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 14:10 UTC 版)
「モンテ・クリスト伯」の記事における「モンテクリスト島の財宝」の解説
作中の設定によると、モンテクリスト島の財宝は、ファリア神父が秘書を務めたスパダ伯爵家(メディチ家がモデルとされるが異説もある)の昔の当主である枢機卿チェーザレ・スパダが、教皇アレクサンデル6世(在位1492年 - 1503年)とその子チェーザレ・ボルジアによって、財産目当てで命を狙われていると察して隠した財宝である。この時チェーザレ・スパダと共に、財産を相続するはずだった甥のグイード・スパダも殺害されたため、教皇やチェーザレ・ボルジアのみならず遺族にも財宝を見つけることができなくなり、そのありかは謎のままになった。 財産のほとんどを失ったスパダ家はその後没落していき、ファリア神父が仕えた代で子孫が絶え断絶した。最後の伯爵から譲られた蔵書などのわずかな遺産を整理していた神父は、スパダ家伝来の祈祷書に挟まれていた紙片に、チェーザレ・スパダによる財宝のありかの記述があぶり出しで書かれていることを偶然発見した。金貨・金地金・宝石など、その総額は200万エキュ(21世紀初頭時点の日本円にして、換算法によるが約60億円から数千億円)にのぼるとされる。
※この「モンテクリスト島の財宝」の解説は、「モンテ・クリスト伯」の解説の一部です。
「モンテクリスト島の財宝」を含む「モンテ・クリスト伯」の記事については、「モンテ・クリスト伯」の概要を参照ください。
- モンテクリスト島の財宝のページへのリンク