モバイルセキュリティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 08:00 UTC 版)
「Mobile Device Management」の記事における「モバイルセキュリティ」の解説
すべてのMDM製品は、コンテナ化の発想のもと構築されている。 MDMコンテナは、最新の暗号化技術(AES-256以上を推奨[要出典])を使用して保護される。電子メール、文書、企業アプリケーションなどの企業データは暗号化され、コンテナ内で処理される。これにより、企業データがデバイス上のユーザーの個人データから確実に分離される。さらに、MDM製品の機能に応じて、デバイス全体に加えてSDカードの暗号化を実施できる。 安全な電子メール:MDM製品を使用すると、組織は既存の電子メール設定を統合して、MDM環境と簡単に統合できる。ほとんどすべてのMDM製品は、Exchange Server(2003/2007/2010)、Office 365、Lotus Notes、 BlackBerry Enterprise Server (BES)などとの簡単な統合をサポートしている。これにより、無線で電子メールを構成する柔軟性が提供される。 安全な文書:従業員は、企業の電子メールからダウンロードした添付ファイルを個人のデバイスにコピーして、それを悪用することがある。 MDMは、セキュアコンテナの内外でのクリップボードの使用を制限または無効にしたり、外部ドメインへの添付ファイルの転送を制限したり、SDカードへの添付ファイルの保存を防止したりできる。これにより、企業データの安全性が確保される。 安全なブラウザ:セキュアブラウザを使用すると、多くの潜在的なセキュリティリスクを回避できる。すべてのMDMソリューションには、カスタムブラウザが組み込まれている。管理者は、ネイティブブラウザを無効にして、ユーザーにMDMコンテナ内のセキュアブラウザの使用を強制できる。 URLフィルタリングを適用して、セキュリティ対策を追加できる。 安全なアプリカタログ:組織は、アプリカタログを使用して、従業員のデバイス上でアプリケーションを配布、管理、およびアップグレードすることができる。これにより、アプリケーションをApp Storeから直接ユーザーのデバイスにプッシュしたり、企業が開発したプライベートアプリケーションをアプリカタログからプッシュしたりできる。これは、組織がキオスクモードまたはロックダウンモードでデバイスを展開するためのオプションを提供する。
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