モデルとして語られる伝説地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 16:51 UTC 版)
「鬼ヶ島」の記事における「モデルとして語られる伝説地」の解説
桃太郎の昔話が一般的に認知された結果、日本各地には「桃太郎のモデルとなった土地である」と語られている土地が多数あり、そこには各々「鬼ヶ島のモデル」とされる場所が見られる。モデルとされる地においては、必ずしも島(離島や河川の中州)などであるとは限らず、岡山県の例のように山が挙げられている例もある。これらの多くは、主として近代以後に郷土伝説の顕彰あるいは観光の目的で各地でクローズアップされたものであり、桃太郎の昔話そのものは広く全国に存在するためどれが唯一特定のモデルであるかについては別の問題である。 女木島(香川県) 香川県高松市では、高松港の沖合い約4kmの瀬戸内海に浮かぶ女木島を鬼ヶ島のモデルであるとしている。桃太郎は稚武彦がモデルであるとされている。 詳細は「鬼無#桃太郎伝説」を参照 可児川の中州(岐阜県) 木曽川中地域(愛知県・岐阜県)では、岐阜県可児市塩字中島の可児川(木曽川支流)にある中州が鬼ヶ島のモデルであるとしている。河川の中州であるが、約2000万年にこの付近に存在した火山の噴火で発生した火砕流でできた凝灰角礫岩でできた島である。かつて山賊の住処であったと推測されている。 詳細は「桃太郎神社 (犬山市)」を参照 鬼城山(岡山県) 岡山県総社市・岡山市では、総社市東部にある鬼ノ城という城が築かれた鬼城山という山が、鬼ヶ島のモデルとされている。温羅(うら)という大男の居城で、それを退治した吉備津彦を桃太郎のモデルとなった伝説であるとしている。同県は、桃太郎(=吉備津彦)が県のマスコット的な位置付けになっていることで知られる。 詳細は「鬼ノ城」および「吉備津彦命#神話での記述」を参照
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