メール仲介者と永田および民主党議員の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 16:51 UTC 版)
「堀江メール問題」の記事における「メール仲介者と永田および民主党議員の関係」の解説
メール仲介者の西澤孝と永田は元々知人ではなく、民主党内の議員または議員秘書の紹介により知り合いになったと永田自身が語っている。 この事より永田が堀江メールを信用したのは、西澤を単純に信用したのでなく、紹介を受けた議員と議員秘書を信用していたから堀江メールも疑わなかったのではないか、永田一人の問題でなく、紹介した議員秘書ならび、民主党自体にも問題があったとの考えがメディアから生まれていった。なお、その後、民主党から紹介した議員秘書および議員の氏名は公開されずに終わった。 藤末健三はブログ内で、「西澤と『Dumont』編集長の佐藤晶に同僚の議員秘書の紹介で会った」とコメントしている。紹介者の議員とその秘書の氏名は「民主党の方針により今は明かせないが、後日、民主党から発表がある」としていたが、2008年11月時点でも、民主党はもとより、藤末自身からも一切発表は行われていない。 このことにより、『Dumont』よりインタビューを受けた民主党議員の藤末以外の、馬淵澄夫、石関貴史、北神圭朗、松本大輔の4人の中の誰かの秘書では、とネット上のマスメディアで取り上げられたが、『Dumont』発行元のデュモンマーケティングはすぐに解散し事務所を畳んだため、同社の関係者にインタビューしたマスメディアは無く、紹介した議員秘書の名は不明なままで終わる。 インタビューを受けた松本はブログ(3月7日)内で、「知人を通しての申し込みで、デュモンのインタビューに答えた、デュモンの編集長(佐藤晶)と、知人が友人であった」その知人の紹介であると、ブログ内に記載している。 なお、馬淵の秘書・大西健介が佐藤晶と京大の同期ということでマスコミの取材を受けるが、馬淵はブログで「オニケン(大西)は、京大の同期生ではあるが学部が違う」と否定している。 大西健介はこのことについて、自身が「メール騒動の黒幕にされる」との題材で『政策空間』に掲載している。この掲載文にWebフリーライター「サイバッチ」という人物が登場するが、これはメール提供者を「西澤孝」と最初に言い当てた人物で、この事件で注目を浴びることになった。 『政策空間』の文中の通り、大西健介が国民に説明しないまま「サイバッチ」に直接抗議したため、騒動が発生することとなる。 当初は西澤の証人喚問に意欲的であった民主党であったが、上記のように永田以外にも多数の党員が関わっていたため、民主党は頑なに議員辞職を拒んでいた永田を説得して自ら辞職させて幕引きを図ったという。
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