メモリースティック規格での利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:31 UTC 版)
「ATRAC」の記事における「メモリースティック規格での利用」の解説
ATRAC3を採用した最初の携帯音楽プレーヤーは、1999年末に発売されたソニーのメモリースティックウォークマン「NW-MS7」である。この製品は付属ソフトウェアのOpenMG JukeboxによってCDの楽曲やPC上のWAV・MP3ファイルをATRAC3に変換し、本体に挿入したマジックゲート メモリースティック(MGMS)に転送するというかたちがとられていた。 メモリースティック上でのATRAC3/ATRAC3plusの扱いはメモリースティックオーディオとして規格化されているため、別メーカーの別製品に挿入した場合でも原則として再生が可能である。ただしメモリースティック自体に複数のタイプが登場し、またATRAC3plusは遅れて2003年に採用されたことなどから、初期の製品との互換性には一部問題が生じている。 ウォークマン以外の機器でメモリースティック上のATRAC3ファイルを再生できるものには、ソニーのCLIE、SCEのPSP、NTTドコモ・au向けの携帯電話(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製、三菱電機製の一部モデル)などがある。また、過去にはシャープからヘッドホン型メモリースティックプレーヤー「e-musee」、ケンウッドやパイオニアからメモリースティックスロット搭載ミニコンポ、アルパインからメモリースティックスロット搭載カーオーディオ・カーナビゲーションなどが販売されていた。
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