メタンハイドレート説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:58 UTC 版)
「バミューダトライアングル」の記事における「メタンハイドレート説」の解説
リチャード・マッカイバー博士により唱えられ、また、オーストラリアのメルボルンにあるモナシュ大学ジョセフ・モナガン教授、学生デヴィッド・メイによって2003年9月にアメリカの物理学雑誌 に発表された説である。 船舶の沈没 - メタンハイドレートによってメタンの泡が大量に瞬時に発生しそれによって船の浮力を失わせる(海水とは密度が異なるので)。海中で爆発が起き、大きな穴が開きそれで、船が吸い込まれる用になる。 航空機の墜落 - エンジンがメタンを吸い込み酸欠によって不完全燃焼を起こし、出力低下から揚力を失い墜落する。この現象はレシプロ、タービン共説明可能。爆発が起きたときに電磁波を発するため、それでレーダーやコンパスがおかしくなり、制御不能となり、墜落。 航空機や船舶の残骸が発見されない理由 - 航空機や船舶の残骸が発見されない理由はメタンガスの放出により舞い上がった土砂が放出が止む際に沈んだ残骸の上に堆積してしまうため残骸が発見されないとも考えられている。強い海流によっても流されてしまうため。 バミューダトライアングルでメタンガスが発生する理由 - この海域は世界でも最大級の暖流が流れ込んでおり、メタンハイドレートは多少の水温の変化でメタンガスを放出するので、この暖流によってメタンガスが放出されやすいとも考えられる。 しかし、実際には航空機や船舶の残骸が発見されているほか、メタンハイドレートが発生したことと遭難の因果関係を証明する事案は1件も確認されていない。だが、コンパスがおかしくなったりすることはある。
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