メジャーコミック出版社での活動
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「マリコ・タマキ」の記事における「メジャーコミック出版社での活動」の解説
2016年からはスーパーヒーロー・コミックの原作を手掛け始めた。マーベル・コミックスでは『ハルク』誌の派生キャラクターであったシーハルクが「ハルク」の名で活躍するストーリーアークに起用された。DCコミックスではミニシリーズ『スーパーガール: ビーイング・スーパー』を書いた。そのほかマーベルのX-23(英語版)など、キャラクターの内面に焦点を当てたストーリーラインを多く手掛けている。 2017年、ブーム!スタジオズ(英語版)のコミックシリーズ『ランバージェーンズ(英語版)』のノベライズを書き始めた。 2019年11月、再びマーベルで全4号のミニシリーズ『スパイダーマン&ヴェノム: ダブル・トラブル』の原作を書いた(邦訳2021年)。 2021年8月、DCコミックスのヤングアダルト向け書き下ろしグラフィックノベルシリーズの一冊として『アイ・アム・ノット・スターファイヤー』が出た。作画はヨシ・ヨシタニによる。DCコミックスの他作品とはストーリー的に独立した一冊で、主人公マンディ・コリアンダーはティーン・タイタンズの一員として名高いスターファイヤーの娘である。母親と正反対の性格のマンディは周囲から色眼鏡で見られて孤立し、母への反発、セクシュアリティの混乱、進路の悩みに立ち向かう。 2021年にはDCコミックスの「フューチャー・ステート(英語版)」イベントの一環として作画家ダン・モーラと組んで『ダーク・ディテクティブ』を書いた。同誌は1月から2月にかけて全4号が刊行された。続く3月にタマキとモーラは『ディテクティブ・コミックス』(バットマンの本誌)第1034号から新しくレギュラー制作チームとなった。ウェブメディアCBRによると、同誌の長い歴史の中で最初の女性レギュラー原作者である。 2019年、エイブラムス・ブックス(英語版)でシュアリー・ブックスというインプリントを起ち上げ、キュレーター・編集者の役割に就いた。ノンジャンルでLGBTQIAの作家や作品を扱うグラフィックノベルのレーベルで、2021年から刊行が始められた。
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