ムーセイオンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ムーセイオンの意味・解説 

ムセイオン

(ムーセイオン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 07:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ムセイオン古代ギリシア語: Μουσείονラテン文字表記:Mouseion)は、古代ヘレニズム世界における学堂。英語博物館美術館を意味する museum の語源である。本来は、古代ギリシアで信仰された学術・芸術の女神「ムーサイ」(英語ではミューズ Muse)の祀堂であったものが、学堂として発展したものといわれる。

ギリシア文化の伝播に従い各所に創建されたが、特に有名なものはプトレマイオス朝エジプトにおいて、時のファラオプトレマイオス1世が学府アレクサンドリアに設立したもので、王の私財によって万邦の英哲俊士が集められ、文献学を中心に天文学物理学など学芸が大いに隆盛した。当時世界最大の図書館「アレクサンドリア図書館」もムセイオンの付属機関であった。その後、ローマ支配下でも存続したが5世紀はじめのキリスト教による学者の虐殺を伴うテロリズムによって破壊され消滅した。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ムーセイオン」の関連用語

ムーセイオンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ムーセイオンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのムセイオン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS