ムジョウ

デジタル大辞泉

む‐じょう〔‐ジヤウ〕【無上】

読み方：むじょう

［名・形動］この上もないこと。最もすぐれていること。また、そのさま。最上。「—な（の）喜び」「—な（の）幸せ」

む‐じょう〔‐ジヤウ〕【無常】

読み方：むじょう

［名・形動］

１ 《(梵)anityaの訳》仏語。この世の中の一切のものは常に生滅流転(しょうめつるてん)して、永遠不変のものはないということ。特に、人生のはかないこと。また、そのさま。「—な人の世」「諸行—」⇔常住。

２ 人の死。

「—の来たる事は、水火の攻むるよりも速やかに」〈徒然・五九〉

む‐じょう〔‐ジヤウ〕【無情】

読み方：むじょう

［名・形動］

１ いつくしむ心がないこと。思いやりのないこと。また、そのさま。「—な（の）雨」「—に突き放す」

２ 仏語。精神や感情などの心の働きのないこと。また、そのもの。草木・瓦石・国土など。非情。「—の木石」「—成仏」→有情(うじょう)

む‐じょう〔‐ジヤウ〕【無状】

読み方：むじょう

１ 取り上げるほどの善行や功績のないこと。

２ 無作法なこと。無礼。亡状(ぼうじょう)。

「ソノフルマイ甚ダ—」〈和英語林集成〉

歴史民俗用語辞典

無城

読み方：ムジョウ（ｍｕｊｏｕ）

江戸時代の大名のうち、城を持たず陣屋だけを持っている小大名。