ムカッワー島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 14:33 UTC 版)
「サンガネーブ海洋国立公園とドンゴナーブ湾=ムカッワー島海洋国立公園」の記事における「ムカッワー島」の解説
ムカッワー島 (Mukkawar) は現地ではマガルサム島 (Magarsam) とも呼ばれる。ムカッワー島はドンゴナーブ村の人々が儀式を行うイスラーム聖者の墓所の一つであり、信仰上の意義も持つ。 ムカッワー島周辺の海域はスジハタの漁場になっている。それはムカッワー周辺は産卵期にスジハタが集まる場所になっているからで、5、6月頃の限られた時期が好漁期となっている。スジハタは一帯で獲れる中では最も高価な魚で漁師たちが集まるが、手釣りを主体とする伝統的な漁法のため、資源を獲り尽くす恐れは少ない。 ムカッワーや近隣の小さな島々はメジロカモメやウスズミハヤブサ(英語版)(いずれも近危急種)の繁殖地になっているほか、ベンガルアジサシやヒバリ科の野鳥などが生息しており、2001年には12,000 haがバードライフ・インターナショナルによって重要野鳥生息地に登録された(登録名は「ムカッワー島とドンゴナーブ湾」)。 2012年には副大統領の視察があり、背景にはサウジアラビアの富豪によるムカッワー島の一部の買収・開発計画の存在が噂されていたという。しかしながら、世界遺産推薦時点で、サンガネーブ海洋国立公園と同様、こちらの国立公園もスーダン政府が直接的に管理責任を担っている。
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