ミラノコルティナダンペッツォオリンピック女子カーリング世界最終予選日本代表決定戦とは? わかりやすく解説

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ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック女子カーリング世界最終予選日本代表決定戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/28 00:40 UTC 版)

ミラノコルティナ五輪世界最終予選
女子日本代表決定戦
基本情報
開催都市 北海道稚内市
会場 稚内市みどりスポーツパーク
日程 2025年9月10日 - 9月14日
勝利チーム
フォルティウス
メンバー
スキップ 吉村紗也香
サード 小野寺佳歩
セカンド 小谷優奈
リード 近江谷杏菜
リザーブ 小林未奈

ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック女子カーリング世界最終予選日本代表決定戦(ミラノコルティナダンペッツォオリンピックオリンピックじょしカーリングせかいさいしゅうよせんにほんだいひょうけっていせん)は、2025年9月10日から14日まで北海道稚内市稚内市みどりスポーツパークで開催されるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックカーリング世界最終予選女子カーリング日本代表チーム決定戦である[1]

概要

2024年日本選手権優勝のSC軽井沢クラブ2025年日本選手権優勝のフォルティウス2025年2月6日時点での世界チームランキング日本勢最高位のロコ・ソラーレが出場する。3チームによる予選(ダブルラウンドロビン=2回戦総当たりリーグ)を行い、上位2チームにより予選の結果を含めたベストオブ5方式の代表決定戦を行い、先に3勝したチームがミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック女子カーリング世界最終予選日本代表となる[1][2]

決定戦までの経緯

2023年7月22日、日本代表候補チーム選考方法が日本カーリング協会英語: Japan Curling Association略語: JCA)より発表[3]され、直近2大会の日本選手権優勝チーム、直近2大会の世界選手権出場チーム、世界カーリング連盟英語: World Curling Federation略語: WCF)チームランキング最上位、かつ直近2大会の日本選手権のいずれかにおいて3位以内に入ったチームを加えて最大5チームで争う形式となった(但し、日本選手権優勝チームは当該シーズンの世界選手権に出場するため実質、最大で3チーム)。

2024年日本選手権では、SC軽井沢クラブ(当時世界ランキング41位)が初優勝、代表選考会出場が確定。3連覇を目指していたロコ・ソラーレ(当時世界ランキング10位)は2次予選敗退に終わり、出場権獲得は持ち越しとなった。

2025年日本選手権開幕前の世界ランキングはロコ・ソラーレ(当時世界ランキング5位)が2016年8月以降守ってきた日本勢最上位をキープし、当大会で3位以内に入れば代表選考会出場が確定する形となった。一方でフォルティウス(当時世界ランキング11位)、中部電力(当時世界ランキング15位)、北海道銀行(当時世界ランキング9位)等の有力チームは優勝以外はミラノへの道が閉ざされる非常に厳しい状況となった。結果はフォルティウスが初優勝(前所属の北海道銀行フォルティウス時代を含めると3回目)を飾り、ロコ・ソラーレも3位に入り規定により代表選考会出場がそれぞれ確定した。

しかし、世界選手権ではSC軽井沢クラブ(2024年世界選手権11位)、フォルティウス(2025年世界選手権9位)はともに結果を残せず、ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの出場権(7位以内)を日本に持ち帰ることが出来なかった。そのため、この代表決定戦の勝者が12月の世界最終予選へ挑むこととなった[4]

出場チーム

 太字  スキップ
チーム 2024年日本選手権優勝
SC軽井沢クラブ
(世界ランキング22位)
2025年日本選手権優勝
フォルティウス
(世界ランキング8位)
世界ランキング最上位
ロコ・ソラーレ
(世界ランキング7位)
フォース 上野美優 吉村紗也香 藤澤五月
サード 上野結生 小野寺佳歩 吉田知那美
セカンド 三浦由唯菜 小谷優奈 鈴木夕湖
リード 金井亜翠香 近江谷杏菜 吉田夕梨花
リザーブ 西室淳子 小林未奈 松澤弥子

結果

予選

凡例
Q 決定戦進出
予選順位表
順位 チーム スキップ 勝敗 得失点 エンド 正確性 備考
DSC
1 SC軽井沢クラブ 上野美優 2 2 20 28 14 18 7 3 23.49 Q
2 フォルティウス 吉村紗也香 2 2 25 26 19 16 6 7 32.06 Q [注 1]
3 ロコ・ソラーレ 藤澤五月 2 2 32 23 17 16 7 6 45.31 [注 1]
注釈
  1. ^ a b 2位と3位のチームの勝ち星が並んだためタイブレークを実施、勝者が決定戦進出
予選対戦表
チーム 1 2 3 勝敗
1 フォルティウス 6–8 5–3 7–9 7–6 2–2
2 SC軽井沢クラブ 8–6 3–5 4–13 5–4 2–2
3 ロコ・ソラーレ 9–7 6–7 13–4 4–5 2–2

競技1

9月11日 8:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
フォルティウス 182.5 0 1 0 0 1 1 0 2 0 2 0 7
ロコ・ソラーレ 52.1 0 0 1 2 0 0 2 0 2 0 2 9

競技2

9月11日 13:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ロコ・ソラーレ 189.4 0 0 2 3 1 3 1 0 3 X 13
SC軽井沢クラブ 27.1 0 1 0 0 0 0 0 3 0 X 4

競技3

9月11日 18:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 43.3 1 0 0 2 0 2 1 0 0 2 8
フォルティウス 78.5 0 1 1 0 1 0 0 2 1 0 6

競技4

9月12日 8:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 158.3 0 0 2 0 0 0 1 0 1 1 5
ロコ・ソラーレ 70.3 0 1 0 0 0 2 0 1 0 0 4

競技5

9月12日 13:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ロコ・ソラーレ 179.9 0 0 2 1 0 0 0 0 3 0 6
フォルティウス 16.8 1 1 0 0 0 3 0 1 0 1 7

競技6

9月12日 18:00

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
フォルティウス 53.1 0 2 0 0 1 1 0 0 0 1 5
SC軽井沢クラブ 69.3 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 3

競技7(タイブレーク)

9月13日 8:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8
ロコ・ソラーレ 0 1 0 0 0 1 X X 2
フォルティウス 3 0 0 2 2 0 X X 7

決定戦

決定戦は予選ダブルラウンドロビンの対戦成績を含めて、先に3勝した方が勝者となる。

第1試合

9月13日 14:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 3 0 3 1 0 2 1 1 X X 11
フォルティウス 0 1 0 0 2 0 0 0 X X 3

第2試合

9月13日 8:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 0 0 2 0 1 0 2 0 1 0 6
フォルティウス 0 1 0 2 0 2 0 1 0 1 7

第3試合

9月13日 14:30

チーム LSD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 153.1 0 0 2 0 0 1 0 0 2 0 5
フォルティウス 100.6 0 1 0 0 3 0 0 1 0 1 6

最終成績

フォルティウスが3勝2敗でSC軽井沢クラブに勝利し、日本代表権を獲得した[5]

ベストオブ5
SC軽井沢クラブ 8 3 11 6 5 2
フォルティウス 6 5 3 7 6 3

テレビ放送

決定戦第1試合はNHK総合、その他の試合はNHK BSで生中継またはYouTubeで生配信される[6][7]

脚注

関連項目

外部リンク




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