マンネンボシ【マンネンボシ】(食用作物)
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登録番号 | 第11849号 |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | マンネンボシ よみ:マンネンボシ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 神尾正義、片山正、土井芳憲、石川直幸、伊藤昌光、土門英司、藤田雅也、杉浦誠、松中仁 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「四国裸83号」に「センボンハダカ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(香川県善通寺市)における成熟期はやや早、穂発芽性が難、しま萎縮病抵抗性が強、裸性の大麦である。叢性はやや匍匐、株の開閉はやや閉、並渦性は渦である。稈長及び細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は多、葉色は極濃、葉鞘のワックスの多少は多、毛の有無・多少は無である。穂長、粒着の粗密及び穂の抽出度は中、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は中、芒長はやや長、芒の粗滑は粗、ふの色は黄である。粒の形はやや円、大小はやや大、色は黄褐、千粒重及びリットル重はやや大、原麦粒の見かけの品質は中の上、原麦白度はやや高である。播性はⅣ、茎立性はやや晩、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は粳、皮裸性は裸、脱ぷ性は易、穂発芽性及び脱粒性は難、耐倒伏性は強、耐凍上性は弱、収量性は多である。粒質は粉質、精麦歩留は中、精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱である。「イチバンボシ」、「サンシュウ」と比較して、粒が円いこと、播性がⅣであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に四国農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、香川県善通寺市)において、「四国裸83号」に「センボンハダカ」を交配し、雑種第4代まで集団育成を行い、以後、系統選抜により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「マンテンボシ」であった。 |
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