マンガ単行本『私が見た未来』
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「竜樹諒」の記事における「マンガ単行本『私が見た未来』」の解説
ペンネーム「たつき諒」名義で1999年7月に朝日ソノラマから発売された漫画。同作は1994年から1998年に雑誌『ほんとにあった怖い話』(朝日ソノラマ刊)と『恐怖体験』(スコラ刊)上に掲載された漫画をまとめて単行本化したものである。表題作は1996年初出。著者は漫画が発売された同年に漫画家を引退したが、この漫画の表紙に「大災害は2011年3月」と描かれていることから注目を集め、東日本大震災を予言したとされ本書が話題となる。 なお「大災害は2011年3月」という記述は単行本表紙の中に6枚描かれている「夢日記・夢の記録」の1枚だが、この夢に関する記述は漫画本編には一切登場しない。他の5枚の記述についても夢が的中した予言は特に見当たらない。 「大災害は2011年3月」が話題となった当時には、本書は既に入手が困難であり、10万円以上の高値が付き、一時は50万円の値がついた。さらに前述の偽アカウントが独自の予言を流布してブームを煽ったため復刻してほしいという意見が高まり、2021年10月2日に飛鳥新社から復刻・改訂版の『私が見た未来 完全版』が発売された。 『完全版』には、「大災害は2011年3月」の記述の詳しい解説があり、2022年3月発売の『たつき諒選集1 怪奇(Mystery)』には解説の書下ろしの漫画がある。 著者は1970年代から睡眠時の夢の記憶を記録した「夢日記」を書き続けており、これらをマンガのネタとしていた。本書、復刻版『私が見た未来 完全版』もその記録から、2025年の災害を予言しており、注目を集めていてベストセラーとなっている。
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