マルバウツギとは? わかりやすく解説

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まるば‐うつぎ【丸葉空木】

読み方:まるばうつぎ

アジサイ科落葉低木関東以西山地自生卵形で、両面星状の毛がある。5、6月ごろ、白い5弁花が円錐状について咲く。

丸葉空木の画像
撮影広瀬雅敏

円葉空木

読み方:マルバウツギ(marubautsugi)

ユキノシタ科落葉低木園芸植物

学名 Deutzia sieboldiana


マルバウツギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 14:06 UTC 版)

マルバウツギ
Deutzia scabra(2007年5月30日)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: ミズキ目 Cornales
: アジサイ科 Hydrangeaceae
亜科 : Hydrangeoideae
: Philadelpheae
: ウツギ属 Deutzia
: マルバウツギ D. scabra
学名
標準: Deutzia scabra Thunb. var. scabra (1781)[1]

広義: Deutzia scabra Thunb. (1781)[2]

シノニム
和名
マルバウツギ(丸葉空木)、ツクシウツギ
英名
fuzzy pride-of-Rochester

マルバウツギ(丸葉空木[4]学名: Deutzia scabra var. scabra または Deutzia scabra)は、アジサイ科[注 1]ウツギ属落葉低木ツクシウツギともいう。

分布・生育地

本州関東地方以西、四国九州の低地や山地に分布する[4]。日当たりのよい山野に多く見られる[5]。植えられることは稀である[4]

形態・生態

落葉広葉樹低木[4]、高さは1.5メートル (m) ほどになる[5]樹皮は灰褐色から茶褐色で、縦に裂けて剥がれる[5]。若い枝は紫褐色で星状毛が密生するのが特徴である[5]楕円形から形で、他のウツギ属と比べると丸みがある[5]。葉の正面はざらつく[4]。秋には紅葉し、橙色から赤色に染まり、ウツギのなかまの中では鮮やかに色づく[4]

花期は4 - 5月ごろで、白いを咲かせる。果実は直径3ミリメートル (mm) ほどの椀形で星状毛がある[5]。冬場でも萼片花柱が残っていることがある[5]

冬芽は伏毛が密生し、枝先に仮頂芽が2個つくが、片方が大きいことが多い[5]側芽は枝に対生する[5]。葉痕は三角形から半円形で、維管束痕が3個つく[5]

同科のウツギは、葉がより細く、紅葉はくすんだ橙色や黄色が多い[4]

脚注

注釈

  1. ^ 植物分類体系のAPG体系クロンキスト体系アジサイ科であるが、古い分類の新エングラー体系ではユキノシタ科に分類される[1]

出典

参考文献

  • 茂木透写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、74頁。 ISBN 4-635-07004-2 
  • 林将之『葉で見わける樹木 増補改訂版』小学館〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、2010年、173頁。 ISBN 978-4-09-208023-2 

関連項目

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