マルタ船団護衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:03 UTC 版)
「アーク・ロイヤル (空母・初代)」の記事における「マルタ船団護衛」の解説
アーク・ロイヤルとH部隊の艦船は1941年5月29日にジブラルタルに戻った。戦艦ビスマルクの撃沈による連合軍の士気昂揚にもかかわらず、地中海での戦争は連合国に対して不利になっていた。ギリシャとクレタ島は枢軸軍に落ち、アフリカ軍団はエジプトへの最終的な攻勢を開始する準備をしていた。マルタは地中海で重要な拠点として残っていたが、イタリアとドイツの空襲による圧力が高まり、クレタ島の崩壊後は東からも供給できなくなった。 アーク・ロイヤルは6月と7月に数回にわたり補給任務でマルタに航空機を配送し、7月のサブスタンス作戦と9月のハルバード作戦の船団を護衛した。いくらかの損失があったものの、船団はマルタ補給と戦闘維持に成功した。マルタでの連合軍の戦闘継続は、アフリカのロンメルにとってかなりの問題であった。アフリカではイタリアからの潜水艦と爆撃機による供給量の1/3を失っていた。アドルフ・ヒットラーはレーダー海軍総司令の忠告にも拘わらず、地中海にU-ボートの一団を送り込み連合軍船を攻撃することに決めた。
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