マユ34形(マユ36150形)
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「国鉄オハ35系客車」の記事における「マユ34形(マユ36150形)」の解説
1 - 4マユ33形(マユ36120形)に続いて製造された逓信省(のちの郵政省)所有の郵便車で、1938年(昭和13年)に川崎車輛と田中車輛で4両が製造された。荷重12 t。 車内は両端に締切郵袋室、中央に区分室、休憩室、便所が設けられている。 マユ33形からの変更点として休憩室を狭くした代わりに郵袋室を拡大し郵袋室荷重を増加させた。 このうち1両は戦災廃車となったが、残る3両は1950年(昭和25年)に車掌室を設備して荷重11 t・積載郵袋数505個とされ、1972年(昭和47年)にマユ34 2002(盛アオ)・2004(旭アサ)が廃車となり形式消滅した。 5 - 19国鉄所有の郵便車で、1948年(昭和23年)に日本車輌東京支店で15両が製造された。荷重11 t・積載郵袋数505個。 1 - 4からの変更点として妻面を折妻に、台枠をUF30からUF116に、台車をTR23からTR34とした。 車掌室がないことが運用上の問題となったことから、1949年(昭和24年)に車掌室を設備してマユ35形(番号は順に1 - 15)に改造された。 国鉄所有であったことから後年9両がスエ31形に改造され(後述)、1971年(昭和46年)にマユ35 2001(仙フク)をスエ31 180に改造して形式消滅した。
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