マヤ3(マヤ57 1)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 23:11 UTC 版)
「特別職用車」の記事における「マヤ3(マヤ57 1)」の解説
1950年6月に、大宮工機部(現・大宮総合車両センター)において連合軍専用客車(特別車)マイネロ37 1(軍番号 1704、軍名称 St.LOUIS)から改造された、国鉄本庁用特別職用車である。もとは、1931年(昭和6年)3月鷹取工場製のマイネロ37260である。軍用に改造の際は、二等室の転換クロスシートをソファに改めた程度であったが、特別職用車転用時には大幅な改造が行われ、旧二等室側に展望会議室を設け、個室寝台の一部を調理室に変更、後位の出入り台は閉塞された。定員は10人である。 1952年3月に、特別職用車としての任を解かれ、大宮工場で試験車マヤ57 51に改造されているが、改番のみで実質的な変更はなく、試験の際の随行員の控車として使用され、特急「かもめ」や急行「越路」の速度向上試験に使用されたのが知られている。その後、1953年6月の車両称号規程改正の際にはマヤ38 51に改称されたが、1970年3月に廃車となった。
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