マイケル・ナッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 14:25 UTC 版)
1962年、スタンリー・ナッシュ医師が毒を飲んで自殺する。息子マイケルに宛てた遺書には「何かに執拗に付け狙われており、逃げるために自ら命を絶つ」「きっかけはセヴァーンフォードはずれの小島」「深入りするな」と記されていた。マイケルは、父の書類を調べて、研究を引き継ぐ。どうやら父は、石碑に近づきすぎたことが原因で、精神的に追い詰められたらしい。 翌日、マイケルは父の護符(五芒星型の石)を携え、小島に赴いて石碑に触れてみる。瞬間、ぞっとするような寒気が走り、マイケルは逃げ帰る。 マイケルは職場に復帰するも、「浮遊する青白い顔」の幻覚につきまとわれるようになる。目撃するたびに、化物の顔は1つずつ増えていき、また精神的に不安定になったことで対人トラブルを起こすようになる。あるとき、マイケルが職場の倉庫で一人でいると、再びバケモノがこちらを見ていたために、我を忘れたマイケルは全力で蹴りかかる。気づいたときには、蹴りで顔を潰された後輩の男の死体が転がっていた。自分が人殺しになったことを理解したマイケルは、逃げ出し、バスに飛び乗る。マイケルの乗ったバスを、「4つの顔」が浮遊しながらついていく。 終点のセヴァーンフォードで降りて、混乱しながらさまよっているうちに日が沈む。夜の岸に出たところ、川から5つの顔が上がってきて、マイケルの顔にねばつくフィルムのような物体を貼り付ける。 生きたまま顔の皮膚を完全に剥がされた男が、警察に保護される。じきに身元が「手配中の殺人犯」マイケル・ナッシュと判明するも、彼は完全に発狂しており、とても起訴できる精神状態ではない。刑事たちにとっても前例のない怪事件であり、ギャングかサディストの犯行と目されるが、犯人は見つかっていない。こうして呪われた石碑にまつわる事件が一つ増えた。
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