ポピュラー文化における描写
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 03:41 UTC 版)
「ミリタリーケイデンス」の記事における「ポピュラー文化における描写」の解説
ミリタリーケイデンスは、映画やポピュラー音楽にもしばしば採り上げられている。1987年に公開され、興行成績4600万米ドルのヒットとなったアメリカ映画『フルメタル・ジャケット』では、アメリカ海兵隊訓練所の新兵訓練シーンで、マシュー・モディーン演じる主人公達が、ミリタリーケイデンスを唱和していた。1988年に日本で発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト『ファミコンウォーズ』のCMは、その『フルメタル・ジャケット』の訓練シーンをパロディ化し、ミリタリーケイデンスのリズムに乗せて「ファミコンウォーズが出るぞ」「こいつはドえらいシミュレーション」「かあちゃんたちには内緒だぞ」などと歌ったものであった。 1995年にデビューした、ドイツの音楽グループ「キャプテン・ジャック」は、「CAPTAIN JACK」や「DRILL INSTRUCTOR」といった明らかにミリタリーケイデンスをモチーフにした曲を出している。また、日本のお笑い番組『ぐるぐるナインティナイン』にかつてあったコーナー「チビッコ調査部隊」では岡村隆史がチビッコ達を引き連れて登場する際、相方の矢部浩之をおちょくった内容のミリタリーケイデンスを歌っている(例:「岡村隆史は人気者~、矢部浩之は浮気者~」)。さらに、同じくお笑い番組の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の企画である「村上ショージの教室シリーズ」の第2弾「グリーンベレー教室」では、尺は短いながらも歌詞の内容がブラックかつギャグの「老人相手に回し蹴り~、西川ヘレンに近づくな~」というミリタリーケイデンスを村上ショージの歌い出しで、ガキの使いのレギュラーメンバー5人が歌っている。 また、1990年のアメリカ映画『ミリタリー・ブルース』の原題は"Cadence"である。アメリカ人ミュージシャンのバズ・オズボーンはアルバム『THE BRIDE SCREAMED MURDER』の多くの楽曲でミリタリーケイデンスを取り入れている。 国際武道大学の野球部ではミリタリーケイデンスに合わせての応援が行われる。
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