ボーン‐デジタル【born digital】
ボーンデジタル
【英】born-digital
ボーンデジタルとは、電子媒体での利用(閲覧・視聴)が念頭におかれ、当初からアナログデータではなくデジタルデータとして制作されるコンテンツのことである。
ボーンデジタルという表現は、電子書籍や公文書などについて、紙媒体の印刷物との対比において用いられることが多い。文書の他にも、デジタルカメラやデジタルビデオカメラで撮影した画像や、デジタル形式で収録された音源なども、ボーンデジタルなコンテンツに該当する。
書籍コンテンツの場合、これまでは紙媒体の書籍(アナログデータ)が先立って存在しており、それをデジタル文書に直して電子書籍を制作するという流れが普通だった。ボーンデジタルな書籍コンテンツは、制作・執筆の段階ですでに電子書籍として刊行することが想定されており、コンテンツ形式も電子書籍やデジタルアーカイブとしての利用に最適な形で用意される。
オリジナルのデータがデジタル形式であることで、PCやスマートデバイスなど多種多様な媒体・端末で利用することが可能になり、配信やデータの保存も容易になるといえる。電子書籍や電子コミックの場合、読み進める際の操作方法や画面の遷移のし方といった条件が考慮されてコンテンツの内容・形式が最適化されることもある。
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