ボッシュ・Kジェトロニック (K-Jetronic) (1973–1994年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 09:50 UTC 版)
「燃料噴射装置」の記事における「ボッシュ・Kジェトロニック (K-Jetronic) (1973–1994年)」の解説
ディーゼルエンジン用の燃料噴射装置の流用では機構構造が複雑で、重量や価格の面でも一般的な量産車には向かないため、コスト低減のために開発されたのがKジェトロニックである。フラップ式のエアフローメータが噴射量を制御するプランジャーに機械的に直結している。燃圧は、フューエルポンプで圧送された燃料をレギュレーターで制御するのみで、カムとプランジャーによる加圧は行わない。また、燃圧も上記ディーゼル流用タイプに比べ、低い(おおむね5bar程度と、後年の電子制御式燃料噴射に比べればやや高いが)ことが特徴で、全気筒に対し連続的に燃料噴射を行なう。こちらはフォルクスワーゲン、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、ロールス・ロイス、ベントレー、ロータス、フェラーリ、プジョー、ルノー、ボルボ、デロリアン、フォードヨーロッパなど18社の自動車メーカーが採用した。
※この「ボッシュ・Kジェトロニック (K-Jetronic) (1973–1994年)」の解説は、「燃料噴射装置」の解説の一部です。
「ボッシュ・Kジェトロニック (K-Jetronic) (1973–1994年)」を含む「燃料噴射装置」の記事については、「燃料噴射装置」の概要を参照ください。
- ボッシュKジェトロニックのページへのリンク