ホーンビィ・トレインズ : 1920 - 1938
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1920年、メカノ社は縮尺1/43のぜんまい式のOゲージ鉄道模型を「ホーンビィ・トレインズ」 (Hornby Trains ) のブランド名で発売した。1925年には交流200ボルト電動式の三線式Oゲージを発売した。1930年代になると安全性の観点から6ボルトモーターを使い、交流20ボルトとなった。ぜんまい式のOゲージは1937年まで、電動式は1949年までリバプール工場で製造された。 フランスにも工場が設けられ、フランス向けのOゲージ鉄道模型が製造された。フランス以外のオーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、北欧への輸出分はリバプール工場で製造された。輸出品は外国風に塗られたものの、イギリス風にしか見えないものであった。 1927年にアメリカ市場の価格破壊を目指して進出し、ニュージャージー州エリザベスに工場を設け、アメリカ向けにOゲージ鉄道模型が製造された。しかし製品はカラフルで魅力的ではあったものの、製造されたのがぜんまい式のみであったり、価格面で他社よりも優位に立てなかったこと、さらに1929年の大恐慌の影響もあり、玩具大手のA.C.Gilbert社に工場を売却し、1930年にアメリカ市場から撤退した。残った製品はカナダやイギリスで販売された。
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