ホーンビィ・レールウェイズ (DCM) : 1972 - 1980
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1971年にラインズ・ブラザーズ社が倒産し、メカノ・トライアング社の鉄道模型部門が複合企業体であるDunbee Combex Marx (DCM社) に買収され、1972年からブランド名は「ホーンビィ・レールウェイズ」 (Hornby Railways 、以下ホーンビィと記す) と改称された。フランスで製造されていたHOゲージは、TEEミストラル客車など傑作を残したものの、全ての製造を1974年に終了している。金属製組み立て玩具の「メカノ」やミニカーの「ディンキー」の部門はイギリスの模型メーカーであるエアフィックス (Airfix ) に買収された。 1970年代の一時期、ドイツのトリックスのNゲージ製品であるミニトリックス(Minitrix )を「ホーンビィ・ミニトリックス」(Hornby Minitrix ) のブランド名で展開していたが数年で撤退した。 1970年代後半、エアフィックスなどの新規参入メーカーが細密成型の完成品を多く発売したため、それまで細密とはかけ離れた製品しかなかったホーンビィ製品は苦境に立たされた。愛好者からはホーンビィでももっと細密な製品を、という注文が相次いだ。そのような中で、当時においては画期的であったデジタル式の多重列車制御装置である「Zero 1」が発売された。これは1990年代に普及したデジタルコマンドコントロールと同様のものである。鉄道模型史上重要な道標であるにもかかわらず、Zero 1はコントローラーとデコーダーが高価で従来の車両と互換性が無く、デコーダー搭載車両は従来のアナログ式コントローラーでは制御出来ないため普及しなかった(製品の項で詳述)。 1980年にDCM社が倒産した。
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