ホープフルタウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 04:32 UTC 版)
ホープフルタウンは、JR西日本山陰本線沿いの島根県松江市東出雲町に所在する地域「意宇東」の愛称である。ホープフルタウン(Hopeful Town)は英語で「希望に満ちた町」を意味する。
地名
かつて松江市東出雲町(旧八束郡東出雲町)出雲郷(読み:あだかえ)の一部であったが、土地区画整理によって開発された当地域の地名は「意宇東(読み:いうひがし)」に変更された。東出雲インターチェンジの所在する「意宇南」もまた出雲郷の一部地域の新地名である。「意宇」の文字は出雲国風土記に記述のある意宇郡(読み:おうのこおり)や近隣を流れる意宇川に見出すことができる。
概要
「出雲郷西土地区画整理事業」によって開発された。地区計画名称は「出雲郷西地区計画」[1]。面積は約11ヘクタール。9号線や9号線バイパス(山陰自動車道)の東出雲インターチェンジに近いことから、米子や松江の双方にアクセスしやすい。その位置的な利便性から「山陰の中心」と表現されることもある[2][3][4]。旧東出雲町内は松江市との合併前から人口が増加しており、特に比較的若い世代の流入が多いのが特徴である。当地域には先に開発され成熟した錦新町地区が南東側に隣接する。中海干拓事業で造成された中海干拓地・揖屋地区(東出雲町錦浜)が水路をはさんで北東側に隣接する。北西側には松江太陽光発電所が位置し、JR山陰本線をはさんで南西側には田園が広がる。
施設
当地域は住宅地区(第一種住居地区:約7.9ヘクタール)と沿道サービス地区(第二種住居地域:約3.1ヘクタール)に区分されており、用途制限等が厳密に決められている[1]。
- 住宅地区
- 公園 1号から5号の公園が存在する[1]。JR山陰本線沿いにある公園は1号公園[注 1] であり、その面積は1,526平方メートル。2号から5号までの公園は、当地区を横切る県道(島根県道153号東出雲馬潟港線)から北東側に向かって伸びる遊歩道として、あるいは住宅地奥の公園[注 2] として整備されている。
- 沿道サービス地区
- ローソン 東出雲ホープフルタウン店
- ディスカウントドラッグ コスモス 東出雲店
- みつき出雲郷保育園
周辺施設
- 商業施設
- ホームセンター コーナン(東に約400メートル)
- アイパルテ ショッピングセンター(東に約600メートル)
- ヤマダ電機 テックランド松江店(西に約1キロメートル)
- 教育施設
- 出雲郷公民館(南に約1キロメートル)
- 松江市立出雲郷小学校(南に約1キロメートル)
- 松江市立東出雲中学校(南東に約1.5キロメートル)
- その他
- 松江太陽光発電所[5](北西に隣接)
- 中海YOU遊公園(北東に約1キロメートル)
公共交通機関
歴史
まちづくり功労者国土交通大臣表彰
当土地区画整理事業は「まちづくり功労者国土交通大臣表彰」を受賞した[10](受賞件数:全国で45件[11])。
地域情報
松江市東出雲町については、外部サイト「ひがしいずもネット」で最新の情報を得ることができる[12]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 松江市ホームページ「松江圏都市計画地区計画の決定(東出雲町決定)」
- ^ 有限会社不動宅建ホームページ「八束郡東出雲町区画整理地ホープフルタウン」
- ^ 有限会社藤谷産業ホームページ「ホープフルタウン」
- ^ 株式会社豊洋ホームページ 暮らしゆうゆう『U-topia』「ホープフルタウン」
- ^ 平井建設株式会社「松江太陽光発電所の紹介」
- ^ 全国町村会ホームページ「町村のとりくみ(第2710号)」
- ^ a b 島根県の建設産業情報誌「建設興業タイムス」2007年10月3日号「東出雲で土地区画整理」
- ^ 島根県報 第1949号
- ^ 地理空間情報クリアリングハウス「島根県八束郡東出雲町地域の確定測量を目的とした公共測量」
- ^ a b 島根県報道発表資料(#1697)「まちづくり功労者国土交通省大臣表彰 受賞者の知事報告について」
- ^ 国土交通省発表資料「平成23年度まちづくり月間まちづくり功労者国土交通大臣表彰受賞者」
- ^ ひがしいずもネット
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