意宇川とは? わかりやすく解説

意宇川

読み方:イウガワ(iugawa), ユウガワ(yuugawa)

所在 島根県

水系 斐伊川水系

等級 1級


意宇川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 16:43 UTC 版)

意宇川

テンプレートを表示
地図外部リンク
斐伊川水系 国土数値情報河川データセット
意宇川 8707040059 斐伊川水系 地図 意宇川流路

意宇川(いうがわ)は、島根県松江市を流れる河川斐伊川水系の支流である。日本三大船神事の一つであるホーランエンヤの舞台でもある。

地理

島根県松江市八雲町熊野の山間部に源を発し北東に流れ、松江市富士見町と意宇町の境界から中海に注ぐ。

長さは、約15km。

下流ではシジミが多く獲れる。

歴史

意宇川流域には山代二子塚大庭鶏塚など古墳が多く、出雲東部の豪族がこの流域を支配していたとみられる[1]

松前健によれば、アメノホヒを祖とし、意宇川上流で熊野大神を奉斎するこの東部勢力が、大和朝廷の仲介あるいは後援の下、出雲西部に進出して、オオナムチを奉斎する西部豪族からその祭祀権を奪い、出雲一円の祭政を担ったとみられ、これこそが記紀に伝承される国譲り神話の史実の中核をなすものという。出雲大社の最高司祭(出雲国造家)が後世まで意宇に居宅し、意宇の大庭に代々の墓所を有していたことに加え、彼ら本来の奉斎神が意宇の熊野神社であったことも事実であると述べている。

流域の自治体

島根県
松江市

脚注

  1. ^ 松前健『日本神話の謎』大和書房、124、155頁。

関連項目

  • 東出雲町
  • 周藤弥兵衛 - 意宇川の治水事業に大きく貢献した人物。





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「意宇川」の関連用語

意宇川のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



意宇川のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの意宇川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS