ページ置換アルゴリズムとワーキングセットとは? わかりやすく解説

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ページ置換アルゴリズムとワーキングセット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2007/06/22 17:15 UTC 版)

ワーキングセット」の記事における「ページ置換アルゴリズムとワーキングセット」の解説

ページ置換アルゴリズム従来システムの全物理ページ対象としていた。しかし、メモリ容量増大伴ってそのようなアルゴリズム効率悪くなってきた。例えば、NRU(Not Recently Used)アルゴリズムシステム全体で行う場合、二針時計アルゴリズムなどが使われていた。これはページ参照フラグクリアする針と参照あったかどうかを確認する針が円形並んだ物理ページ順次チェックしていくアルゴリズムである。二つの針を進め実装方法としては、一定間隔(例えば1秒に1回)で所定ページ数だけクリア/チェックを行うのが一般的である。しかし、メモリ容量大きくなるにつれて、全物理ページチェックするのに非常に長い時間がかかるようになってきた。針を進め速度速めるカーネル長時間連続動作することになるため、システム応答性悪くなるまた、二つの針の間隔広げる参照フラグクリアされたままの物理ページ少なくなってしまい、これも効率が悪い。 以上のような経緯で、システム全体ではなく何らかの分割をした形でページ置換を行う必要が生じたのであるこのためワーキングセット基づいたプロセス単位ページ置換一般化するようになったワーキングセット確定する手法としてはページ置換アルゴリズムにある各種アルゴリズム使われている。いずれにしてもワーキングセット基づいたページ置換参照の局所性根拠とするものである

※この「ページ置換アルゴリズムとワーキングセット」の解説は、「ワーキングセット」の解説の一部です。
「ページ置換アルゴリズムとワーキングセット」を含む「ワーキングセット」の記事については、「ワーキングセット」の概要を参照ください。

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