ペントルーフ形燃焼室
ヘッド側の燃焼室天井が切妻型の屋根(ぺントルーフ)状になっている燃焼室のこと。バルブを配置できる平面部分を広く設定できることから、4バルブエンジンでは多く用いられている。点火プラグを中心として、シリンダー前後軸線に対し、吸排気バルブがそれぞれ反対側に配置される。燃焼室の表面積を小さくして冷却損失を低減させ、また容積を小さくして圧縮比を高くするために浅型のぺントルーフが用いられる。
ペントルーフ形燃焼室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 04:04 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動エンジン設計において、ペンタエンジン(またはペンタヘッド)は、シリンダーあたり4つのバルブを使用するエンジンで一般的なシリンダー上部とバルブの配置である[1]。利点としては、空気と燃料の混合気の燃焼時間が速くなることがある[2]。
設計と目的の両面でヘミ(半球)エンジンに似ているが、半球状のシリンダーヘッドでは、より複雑なサブロッカー・アセンブリーを使用しなければ、2つのバルブしか使用できない。
4バルブのペンタエンジンは、フランスのプジョーが発明し[要出典]、1911年のインディアナポリス500レースで初めて使用された。
ペンタエンジン(ペントルーフ形燃焼室とも呼ばれる)は、今日、多くのメーカーがレース用エンジンと乗用車用エンジンの両方で、排気量に対して比較的高い馬力を出す4バルブシリンダーエンジンに使用している最も一般的な設計[要出典]である。
ペントルーフ(pent roof)は英語で「片流屋根」を意味する。しかしながら、ペントルーフ形燃焼室の上部形状は切妻屋根形である。
出典
- ^ Tim Gilles (1 January 2014). Automotive Engines. Cengage Learning. p. 15. ISBN 978-1-305-17665-2
- ^ Tim Gilles (1 January 2014). Automotive Engines. Cengage Learning. p. 88. ISBN 978-1-305-17665-2
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