ベスト電器傘下入り
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2006年12月1日、ベスト電器に対する第三者割当増資を実施し、同社が40%の株式を引き受ける。ベスト電器専務取締役(当時)の深澤政和がさくらや社長を兼務する形で就任し、同社グループ傘下となった。以後、同グループのネットワークを生かした共同仕入れを実施したコストダウンを進め価格競争力の維持・経営再建を進めた。2007年には、旧本店の新宿店が閉鎖、パソコン館は家電も扱う新宿3丁目店へ転換するなど、店舗の統廃合や転換を主力の新宿地区で実施した。2008年3月10日、ベスト電器がフェニックス・キャピタルから残る株式60%全てを取得し、さくらやを完全子会社化した。 2008年9月26日、川崎店のオープンから約5年ぶりとなる新店舗・レイクタウン店をオープンさせた。その一方で、売上高で同社最大規模の店舗でありながら、近隣のヨドバシカメラ・ビックカメラ等との競争で収益力が低下していた新宿西口駅前店(新宿パレット)を、2008年12月31日に閉店した。跡地には、2009年4月24日にユニクロ新宿西口店が入居した。 ベスト電器は、2001年9月に、タカシマヤタイムズスクエア内にベスト電器新宿高島屋店を出店していた。しかし、2008年後半にビックカメラとも資本提携を結んだため、新宿地区において店舗を擁しているさくらや・ビックカメラとの兼ね合い、自店の売上不振、同社の郵便法違反容疑に関する不祥事によりデベロッパーである東神開発(髙島屋関連会社)が賃貸借契約の更新に難色を示した等の理由から、2009年8月31日に閉店・撤退した。 また、この資本提携から、ベスト電器がメーカーに特注したカスタマイズ製品(家電・デジタルカメラ等)を、ビックカメラ・さくらやにおいても販売を行うようになった。
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