ブレイク・ラン・アウトとは? わかりやすく解説

ブレイクランアウト


ブレイクランアウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 14:51 UTC 版)

ブレイクランアウト
第14回NHKマイルCパドック(2009年5月10日)
欧字表記 Break Run Out[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2006年4月27日(17歳)[1]
抹消日 2010年11月5日
Smart Strike[1]
キュー[1]
母の父 フレンチデピュティ[1]
生国 アメリカ合衆国[1]
生産者 Shadai Corporation[1]
馬主 キャロットファーム[1]
調教師 戸田博文美浦[1]
厩務員 織田洋平[2]
競走成績
生涯成績 10戦2勝[1]
獲得賞金 9945万1000円[1]
勝ち鞍
GIII 共同通信杯 2009年
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ブレイクランアウト(欧字名:Break Run Out2006年4月27日 - )は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2009年共同通信杯

馬名の意味は、「ビリヤードで全ての球をノーミスで落とすこと」。

競走馬時代

2歳時(2008年)

7月27日岩田康誠を鞍上に新潟競馬場でデビュー[3]。3番人気に支持され、レースでは4馬身差で完勝する[3]。その後は秋を見据えて水野馬事センターに放牧に出された。

3か月の休養を経て10月25日東京いちょうステークスに出走も直線での不利が応えて4着に敗れる。11月22日東京スポーツ杯2歳ステークスからは鞍上が武豊に替わる。レースでは外から追い込むも2着に競り負ける。続く12月21日中山朝日杯フューチュリティステークスでは早めに動くがセイウンワンダーの3着となった。なお、レース後は厩舎で調整された。

3歳時(2009年)

初戦は2月8日共同通信杯。ここも1番人気に支持され、今度は快勝。初の重賞制覇を飾った。その後は放牧に出さず厩舎で調整され、5月10日NHKマイルカップに直行した。いちょうステークスから5戦連続での1番人気で推された。道中は中団後方外目を追走しレースを進め、そのまま直線に向いたが伸び切れず9着に敗れた。続く5月31日東京優駿では武豊がリーチザクラウンに騎乗するため、藤田伸二を新たに迎えた。レースは不良馬場に終始後方のまま15着と大敗した。その後、自厩舎で調整し、秋緒戦は9月12日朝日チャレンジカップに出走。中団からレースを進め、最後の直線でキャプテントゥーレとの激しい競り合いとなったが、クビ差の2着に敗れた。続く10月25日菊花賞では見せ場がなく16着と大敗した。

4歳時(2010年)

1年の休養を経て10月23日富士ステークスに出走。中団からレースを進めたが、またしても直線前が詰まって手綱を引く不利があり、立て直して差を詰めるも5着に敗れた。レース後に右前浅屈腱不全断裂を発症していることが判明[4]、競走能力喪失と診断されたため[5]11月5日付で競走馬登録を抹消[6]

競走成績

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2008 7. 27 新潟 2歳新馬 18 8 18 5.5 (3人) 1着 岩田康誠 54 芝1600m(良) 1.35.4 (33.4) -0.7 (ミッキーペトラ)
10. 25 東京 いちょうS OP 12 4 4 1.7 (1人) 4着 岩田康誠 54 芝1600m(良) 1.35.2 (34.6) 0.2 ダノンカモン
11. 22 東京 東スポ杯2歳S JpnIII 14 2 2 2.1 (1人) 2着 武豊 55 芝1800m(良) 1.47.7 (33.4) 0.0 ナカヤマフェスタ
12. 21 中山 朝日杯FS JpnI 16 3 5 4.3 (1人) 3着 武豊 55 芝1600m(良) 1.35.2 (35.1) 0.1 セイウンワンダー
2009 2. 8 東京 共同通信杯 GIII 15 3 5 2.8 (1人) 1着 武豊 56 芝1800m(良) 1.47.3 (33.6) -0.3 トーセンジョーダン
5. 10 東京 NHKマイルC GI 18 8 16 3.3 (1人) 9着 武豊 57 芝1600m(良) 1.33.4 (34.0) 1.0 ジョーカプチーノ
5. 31 東京 東京優駿 JpnI 18 4 8 38.1 (11人) 15着 藤田伸二 57 芝2400m(不) 2.37.8 (42.0) 4.1 ロジユニヴァース
9. 12 阪神 朝日CC GIII 16 6 11 11.6 (4人) 2着 藤田伸二 53 芝2000m(稍) 2:00.0 (33.7) 0.0 キャプテントゥーレ
10. 25 京都 菊花賞 JpnI 18 8 18 23.1 (9人) 16着 藤田伸二 57 芝3000m(良) 3:06.3 (37.4) 2.8 スリーロールス
2010 10. 23 東京 富士S GIII 17 4 8 26.9 (9人) 5着 内田博幸 56 芝1600m(良) 1:33.1 (34.0) 0.3 ダノンヨーヨー

種牡馬時代

引退後は、日高町オリオンファーム種牡馬となった。

2014年10月14日門別競馬第2競走・2歳未勝利で、トリックショットが産駒の初勝利をあげた。

2020年12月1日付で用途変更、種牡馬を引退。白井牧場へ移動し、2021年から引退名馬繋養展示事業の対象馬となっている。

主な産駒

  • 2015年産
    • ロードアクシス(ラジオ日本賞2着)

血統表

ブレイクランアウト血統ミスタープロスペクター系 / Northern Dancer 5×5=6.25% Bold Ruler 5×5=6.25% (血統表の出典)

Smart Strike
1992
父の父
Mr. Prospector
1970
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Classy'n Smart
1981
Smarten Cyane
Smartaire
No Class Nodouble
Classy Quillo

*キュー
Queue
1997 栗毛
*フレンチデピュティ
French Deputy
1992 栗毛
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Mitterand Hold Your Peace
Laredo Lass
母の母
P J Floral
1989
Baldski Nijinsky
Too Bald
Peroxide Princess What a Pleasure
Shanghai Mary F-No.19-b

脚注

注釈

出典

外部リンク


ブレイク・ラン・アウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 07:05 UTC 版)

ブレイクショット」の記事における「ブレイク・ラン・アウト」の解説

ブレイク・ラン・アウト(Break and Run-Out)とは、ブレイクインさせた後、1度もシュートミスをせずにテーブル上に存在するすべての的球取り切ることを指す。日本では俗にマスワリ呼ばれビリヤード始めたばかりのアマチュアプレーヤーが目標のひとつに掲げることが多い。 ブレイクショット行った際にブレイクインしなかった場合テーブル上の配置そのままプレーヤー交代となるが、この交代したプレーヤー1度もシュートミスをせずにテーブル上に存在するすべての的球取り切ること裏マスワリ通称マスと言う。裏マスブレイクインされていないためマスワリを出す場合よりも余分な個数ボールポケットさせる必要があるが、マスワリほどもてはやされない。 また、1度もシュートミスをしなかったが、テーブル上にいくつか的球残っている状況例えラック途中コンビネーションショット使ってゲームボール(例えナインボールでは9番ボール)を入れたような場合マスワリとは呼ばない。しかし、コンビマスワリなどとしてマスワリ扱いする場合もある。 マスワリをした後、次のラックマスワリした場合は連マス連発呼ばれ、2回連続マスワリであれば「2連マス」「2連発」、3回連続マスワリであれば「3連マス」「3連発」と呼び、公式・非公式問わず記録として残されている。

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