ブルガリアのムスリム
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「ブルガリアのイスラム教」の記事における「ブルガリアのムスリム」の解説
民族別人口に関する2011年の国勢調査によると、ブルガリアのムスリムは以下のグループに分かれる。 トルコ系ブルガリア人(英語版) - 444,434人、内420,816人がスンナ派、21,610人がシーア派 ムスリム・ブルガリア人(ほぼすべてポマク)- 67,350人 ロマ - 42,201人 合計 - 577,139人 オスマン帝国時代に支持されていたイスラム教の宗派であるスンナ派を信仰する者はブルガリア国内のムスリムの大部分に相当する546,004人である。しかしながら、メヴレヴィー教団やクズルバシュ、ベクタシュ教団のようなシーア派の信者もまた存在しており、約27,407人のシーア派ムスリムは主にラズグラト、スリヴェン、シリストラに居住している。2011年の国勢調査では、ブルガリアの全人口の31.1%が信仰する宗教を回答しておらず、10%は出身民族の回答を望んでいない点も留意すべき点である。国勢調査の内任意回答となる民族自決の項目ではトルコ系ブルガリア人の内14,698人が「無宗教」と回答しており、39,529人は信仰する宗教について回答していない。 アフマディーヤ・ムスリムコミュニティはブルガリア国内では規模が小さいが、多数派ムスリムの宗派との方法論の不一致のため、アフマディーヤとしての彼らの信仰は禁じられている。 ブルガリア国内最大のモスクはシュメンにあるトンブルモスク(英語版)であり、1744年に設立された。
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