フランク・ミュラーとの訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 20:24 UTC 版)
「フランク三浦」の記事における「フランク・ミュラーとの訴訟」の解説
ディンクスは取引先に安心してもらうことを目的に2012年8月に「フランク三浦」の商標を登録したが、それをきっかけに知的財産権をめぐってフランク・ミュラーが特許庁に商標の無効を請求し、2015年9月には商標登録の無効判断が下された。 ディンクスは審決を不服として、商標無効の取り消しを求めた訴訟を知的財産高等裁判所に起こす。裁判でフランク・ミュラー側は「(三浦は)トップブランドとしての名声にただ乗りし、その価値をおとしめるもの」と主張したのに対し、ディンクス側は「巧妙なパロディにより需要を獲得しており、ただ乗りではない」と反論していた。2016年4月12日、知的財産高等裁判所は「三浦は漢字を含む手書き風の文字が使われており、明確に区別が出来る」「多くが100万円以上の腕時計と4~6千円程度の時計が混同されるとは到底思えない」との理由により、三浦の商標を認める判決を下した。フランク・ミュラーは最高裁に上告したが、棄却され、ディンクスの勝訴が確定した。 ディンクスによると、高裁での裁判後は知名度が上がり、一時は在庫が無くなるほどの人気になったという。
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