フラメンコ・ギターとは? わかりやすく解説

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フラメンコ・ギター[flamenco guitar]

フラメンコ使用されているのでこう呼ばれる。ほとんどクラシック・ギターと同じ形状をしているが、最大特徴は、表板にセルロイド板(ゴルペ板)が貼り付けてあること。これによってフラメンコ特有のパーカッシブタッピングができる。ボディ材質は側、裏板にシープレスやカヤ等の硬い木材使用している。フィンガー・ボードはやや狭く弦高が低いのも特徴のひとつ。

フラメンコギター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 19:29 UTC 版)

フラメンコギター
各言語での名称
Flamenco guitar
Guitare flamenca
Chitarra flamenca

フラメンコギター
分類

弦楽器
アコースティック・ギター
クラシック・ギター

音域
3.5オクターブ
関連楽器

クラシック・ギター

演奏者

パコ・デ・ルシア
ビセンテ・アミーゴ
トマティート
Sabicas
ジプシー・キングス
沖仁

製作者

Hermanos Conde
ホアン・エルナンデス
アントニオ・サンチェス
José Ramírez

フラメンコギター: Flamenco guitar)は、ナイロン弦アコースティック・ギターの一種で、フラメンコ演奏に適した仕様のもの。

特徴

明るくて立ち上がりが鋭く、歯切れの良い音色を特徴とする。側板(サイド)と裏板(バック)にローズウッドやハカランダなどの木材が使われているクラシック・ギターに比べ、軽いシープレスと呼ばれる糸杉が使われている。また、本体そのものも薄いのでギターの重量が軽い。

クラシックの独奏と異なり、カポタスト(通称カポ)を多用するフラメンコでは、カポを使ってもコードが抑えにくくならないようにフラメンコギターは弦長が長めで、弦高が比較的低めに設定されている。激しい奏法から表面を保護するため、表板(トップ)は厚めになっており、ピックガードの一種のゴルペ板が広い範囲に貼られる(画像の白い部分)。一般的なクラシックギターにゴルペ板を後付けして使用しているフラメンコ奏者も多い。

奏法としては、弦を激しくかき鳴らすコード奏法(ラスゲアードやセコ)や表板を指先で叩くゴルペ奏法(Golpe)、イントロでは5連のトレモロ奏法がよく用いられる。

主な演奏者

関連項目

脚注

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出典

外部リンク

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