フォトニック結晶ファイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:42 UTC 版)
「光ファイバー」の記事における「フォトニック結晶ファイバー」の解説
フォトニック結晶ファイバーと呼ばれる新しい構造の光ファイバーが登場している。以下の2つのタイプがある。いずれも、クラッド部に等間隔の空孔が空けられている。 屈折率導波型 コア部がクラッド部のガラスと同じ素材で構成されており、別名ホーリー・ファイバーとも呼ばれる。クラッド部に作られた等間隔の空孔による屈折率1.0の低屈折率とコア部がクラッド部のガラスの1.5ほどの屈折率との大きな差によって光を閉じこめる。 フォトニック・バンドギャップ・ファイバー コアが空孔で、クラッド部にも等間隔の空孔が空けられており、ブラッグ反射によって光が中央の空孔内を伝播する。非線形光学効果や、材料分散の影響がほとんどない光ファイバーが作られると期待されているが、孔の配列乱れ等により特性が劣化するため、現在は通常の光ファイバを越える損失特性を持つものはできていない。
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フォトニック結晶ファイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 02:42 UTC 版)
「フォトニック結晶」の記事における「フォトニック結晶ファイバー」の解説
最初に現れた2次元周期フォトニック結晶の応用製品はフォトニック結晶ファイバーである。これはナノスケールの構造を持った光ファイバーであり、非線形効果が高い、分散特性(信号が伝送される時の遅延時間と光波長の間の関数関係)の設計自由度が高い、急峻な屈曲でも光が洩れないなど、従来の光ファイバーとは異なる機能、異なる利用波長をもっている。
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