ファームビルの騎兵戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 04:14 UTC 版)
「カンバーランド教会の戦い」の記事における「ファームビルの騎兵戦」の解説
ハンフリーズが聞いた砲声はクルックの騎兵隊が発していたものであり、川を渡り、ファームビルからバッキンガム板張り道路を約2.5マイル (4 km) 進んで荷車隊を攻撃していた。J・アービン・グレッグ大佐(名誉准将)の師団が攻撃を率い、ヘンリー・ユージン・デイビース准将とチャールズ・H・スミス大佐(名誉准将)の旅団と、アメリカ第2砲兵連隊のジェイムズ・H・ロード中尉が率いるA大隊の支援を受けていた。荷車隊にはアンダーソンとピケット指揮下だった部隊の残存兵、数百名の落伍兵、さらに幾らかの砲兵隊が付いていた。 グレッグの旅団が荷車隊を攻撃すると、南軍トマス・ロッサー少将とトマス・T・マンフォード大佐が到着してその騎兵師団の部隊を、散開したグレッグの部隊に対抗させ、その攻撃を破り、グレッグとその兵士の幾らかを捕まえたので、他の者達は後退した。この南軍部隊は、カンバーランド教会から動いてきたゴードンの歩兵部隊に支えられていた。北軍サミュエル・B・M・ヤング大佐がグレッグ旅団の残り部隊を再編し、デイビース隊とロードの大砲の支援を得て、荷車隊を再度攻撃した。このときは、荷車隊にも歩兵が付いており、大砲の支援もあった。北軍の新たな攻撃が撃退されたが、南軍ウィリアム・ガストン・ルイス准将が重傷を負い、捕獲された。南軍は、北軍騎兵隊を撃退することを約束することで、ロバート・E・リー将軍が自ら反撃を指揮するのを食い止めた後、クルック隊を押し返してアポマトックス川を越えてファームビルまで後退させた。この頃、シェリダンがクルックをファームビルに呼び戻し、その師団をファームビルから10 (16 km) ないし12マイル (19 km) 西にあるプロスペクト駅に動かすように指示した。クルック師団はそこに真夜中頃に到着した。
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