ファンによるストリーミング回数操作問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:56 UTC 版)
「BTS (音楽グループ)」の記事における「ファンによるストリーミング回数操作問題」の解説
ビルボード・チャートはミュージシャンの成功度を測る絶対的な基準として君臨してきた。近年音楽はストリーミングが一般的となり、2012年にビルボードもチャートに考慮し始めると、ファンによるチャート操作も従来より容易となった。BTSがアルバムをリリースした際には、全世界に数千万人と推測されるファンがビルボード・チャートの1位を目指し、大規模なキャンペーンを展開した。ファンたちは、まず米国のファンが音楽ストリーミングサービスのアカウントをつくり、Twitterや電子メール、インスタントメッセージプラットフォームで、他国のファンたちにログイン情報を送り、それを受け取ったファンが、BTSの曲をストリーミングし続け、多くの場合は2つ以上のデバイスを使い、米国のファンが有料アカウントの料金を支払うことができるよう、募金活動を主催するファンもいた。 BTSのファンたちは、クリス・ウーのファンたちがボットやVPNを使っていると非難していた。一方でBTSの一部のファンも、米国Spotifyアカウントを米国外のファンのためにつくり、ボットを使ってYouTubeでストリーミングを行い、他人が曲を購入するための費用を出していること等について言及されていた。これは米国だけの出来事ではなく、韓国でもチャート操作の申し立てが相次ぎ、韓国の国家行政機関、文化体育観光部が調査に乗り出す事態へと発展した。BuzzFeed Newsが取材のために何人かと接触した後で、ファンたちには記者と話をしないよう警告するツイートが投稿され、8000回以上リツイートされた。同様の警告を発する別のツイートも2000回以上リツイートされた。Spotifyアカウントの共有に関するツイートを削除するファンも現れ、自己弁護のダイレクトメッセージを送ってきたファンも数十人いた。Spotifyは現在対策方法が存在していないとしている。
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