ファイバースノウ【ファイバースノウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11236号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ファイバースノウ よみ:ファイバースノウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 牛山智彦、桑原達雄、斎藤稔、久保田基成、井ノ口明義、羽田丈夫、前島秀和、土屋宣明、近藤武晴、細野哲、酒井長雄、田淵秀樹、後藤和美 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東山皮85号(後の「シュンライ」)」に「東山皮86号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期はやや早、耐倒伏性が強、耐雪性が極強の粳性の品種である。叢性はやや匍匐、株の開閉は中、並渦性は並である。稈長はやや長、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉耳の有無は有、葉色及び葉鞘のワックスの多少は中、毛の有無・多少は少である。穂長はやや長、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや長、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長はやや長、芒の粗滑は粗、ふの色は黄である。粒の形はやや長、大小は大、千粒重は大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はⅣ、茎立性は中、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性及び穂発芽性は易、脱粒性はやや易、耐倒伏性は及び耐寒性は強、耐雪性は極強、耐凍上性は中、収量性は多である。粒質は中間質、精麦白度は大である。麦しま萎縮病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は中、雲形病抵抗性は弱である。「ミノリムギ」と比較して、稈長が短いこと、精麦白度が大であること等で、「シュンライ」と比較して、播性がⅣであること、耐雪性が強いことで区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、「東山皮85号(後の「シュンライ」)」に「東山皮86号」を交配し、平成3年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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