ピーター・ランバート (野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/06 13:58 UTC 版)
| 東京ヤクルトスワローズ #39 | |
|---|---|
 |
|
| 基本情報 | |
| 国籍 |  アメリカ合衆国 |
| 出身地 | カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンディマス |
| 生年月日 | 1997年4月18日（28歳） |
| 身長 体重 |
6' 2" ＝約188 cm 185 lb ＝約83.9 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2015年 MLBドラフト2巡目 |
| 初出場 | MLB / 2019年6月6日 NPB / 2025年4月5日 |
| 年俸 | 2億4300万円（2025年）[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
|
|
|
この表について
|
|
ピーター・ジョゼフ・ランバート（Peter Joseph Lambert, 1997年4月18日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンディマス出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。
実兄は同じくプロ野球選手のジミー・ランバート。
経歴
2015年のMLBドラフト2巡目（全体44位）でコロラド・ロッキーズから指名され、プロ入り。なお、契約しない場合はカリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学の予定であった[2]。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズでプロデビュー。8試合に先発登板して0勝4敗、防御率3.45、26奪三振を記録した。
2016年はA級アッシュビル・ツーリスツでプレーし、26試合に先発登板して5勝8敗、防御率3.93、108奪三振を記録した。
2017年はA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、26試合に先発登板して9勝8敗、防御率4.17、131奪三振を記録した。
2018年はAA級ハートフォード・ヤードゴーツとAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して10勝7敗、防御率3.28、106奪三振を記録した。
2019年は開幕をAAA級アルバカーキで迎え、6月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。メジャーデビューとなった同日のシカゴ・カブス戦では先発して7回を1失点の投球で勝利投手となった[4]。この年メジャーでは19試合に先発登板して3勝7敗、防御率7.25、57奪三振を記録した。
2020年7月23日、右肘のトミー・ジョン手術を受けることを発表し、残りのシーズンを全休した[5]。
2021年はシーズン最終盤の9月24日にメジャーに復帰し、2試合に先発登板した。
2022年の開幕はアクティブ・ロースターに登録されたが、右前腕の炎症により、開幕には間に合わなかった。残りのシーズンもケガの影響で、メジャーでは2年ぶりとなる登板なしに終わった。
2023年4月19日に2年ぶりにメジャーに復帰した。この年は、途中ケガによる離脱があったものの、25試合（うち11試合に先発）に登板し、3勝7敗、防御率5.36、71奪三振の成績だった。
2024年は、メジャーでは28試合（うち3試合に先発）に登板、2勝5敗、自身初となる1ホールド、防御率5.72、50奪三振という成績を残した。シーズン終了後の10月17日にFAとなった。
ヤクルト時代
2024年12月12日に東京ヤクルトスワローズと契約を結んだことが発表された[1]。背番号は39[1]。1年契約で年俸は160万ドル（約2億4300万円）プラス出来高払い（推定）[1]。
投球スタイル
最速95.7mph[注 1]（約154km/h）の速球に変化球を織り交ぜる投球を見せる[6]。変化球はチェンジアップ、スライダー、スラーブ、カーブ、シンカー、カッターを投げる[7]。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | COL | 19 | 19 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | .300 | 420 | 89.1 | 119 | 18 | 36 | 3 | 6 | 57 | 5 | 0 | 74 | 72 | 7.25 | 1.74 |
| 2021 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 30 | 5.2 | 12 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 7 | 11.12 | 2.47 | |
| 2023 | 25 | 11 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | .300 | 375 | 87.1 | 93 | 18 | 28 | 0 | 5 | 71 | 1 | 0 | 54 | 52 | 5.36 | 1.39 | |
| 2024 | 28 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 1 | .286 | 280 | 61.1 | 73 | 7 | 29 | 2 | 2 | 50 | 5 | 0 | 42 | 39 | 5.72 | 1.66 | |
| MLB：4年 | 74 | 35 | 0 | 0 | 0 | 8 | 19 | 0 | 1 | .296 | 1105 | 243.2 | 297 | 45 | 95 | 5 | 13 | 181 | 11 | 0 | 177 | 170 | 6.28 | 1.61 | |
- 2024年度シーズン終了時
年度別打撃成績
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | COL | 21 | 34 | 28 | 3 | 9 | 0 | 0 | 0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 10 | 1 | .321 | .387 | .321 | .708 |
| 2021 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
| 2024 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | -- | -- | -- | |
| MLB：3年 | 24 | 36 | 30 | 3 | 9 | 0 | 0 | 0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 11 | 1 | .300 | .364 | .300 | .664 | |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 |
球 団 |
投手（P） | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
||
| 2019 | COL | 19 | 14 | 16 | 1 | 3 | .968 |
| 2021 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2023 | 25 | 1 | 4 | 4 | 0 | .556 | |
| 2024 | 28 | 5 | 7 | 2 | 2 | .857 | |
| MLB | 74 | 20 | 28 | 7 | 5 | .873 | |
- 2024年度シーズン終了時
記録
- 初記録
NPB
- 投手記録
- 打撃記録
- 初打席：2025年4月5日、対中日ドラゴンズ2回戦（明治神宮野球場）、2回裏に松葉貴大から遊ゴロ
- 初安打：2025年6月27日、対阪神タイガース8回戦（明治神宮野球場）、5回裏に村上頌樹から右前安打[9]
- 初打点：2025年7月11日、対阪神タイガース11回戦（阪神甲子園球場）、2回表に村上頌樹から投手前適時打[10]
- その他の記録
- 1イニング3暴投：2025年4月29日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦（明治神宮野球場）、5回表に記録[11] ※日本プロ野球最多タイ記録[11]
背番号
- 23（2019年 - 2022年）
- 20（2023年 - 2024年）
- 39（2025年[1] - ）
脚注
注釈
- ^ 2021年9月24日 サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で計測。
出典
- ^ a b c d e 「ヤクルトがランバート獲得を正式発表 年俸2・43億円 マクガフも「彼はやるよ」と太鼓判」『サンケイスポーツ』2024年12月13日。2025年2月13日閲覧。
- ^ “PETER LAMBERT” (英語). Perfect Game. 2019年12月5日閲覧。
- ^ Kyle Newman (2019年6月6日). “Rockies’ top pitching prospect Peter Lambert to be called up Thursday to make big-league debut” (英語). The Denver Post. 2019年12月5日閲覧。
- ^ “Colorado Rockies at Chicago Cubs Box Score, June 6, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年12月5日閲覧。
- ^ Thomas Harding (2020年7月23日). “Lambert undergoes Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2020年7月30日閲覧。
- ^ 「Topps Baseball Card 2019 Up Date Series No.73 Peter Lambert」
- ^ 「ヤクルト、最速156キロ右腕の獲得を発表 メジャー通算74登板…7球種投げる"技巧派"」『Full-Count』2024年12月12日。2025年4月6日閲覧。
- ^ 「ヤクルトが引き分けを挟んで３連勝 ランバートが来日初登板初勝利 ６回３安打無失点 山田が決勝の１号２ラン」『デイリースポーツ online』2025年4月5日。2025年4月5日閲覧。
- ^ 「【ヤクルト】今季4度目サヨナラ勝ち！9回1死から武岡が犠打 内山が敵失誘う 田口が緊急降板も矢崎が好救援 並木とオスナ弾で同点（TBS NEWS DIG Powered by JNN）」『Yahoo!ニュース』2025年6月27日。2025年6月27日閲覧。
- ^ 赤尾裕希「ヤクルト・ランバート、3カ月ぶり2勝…自ら適時打も 5四球も粘った5回3失点、水分補給は〝ヤクルト〟で」『サンスポ』2025年7月12日。2025年7月12日閲覧。
- ^ a b 「ヤクルト・ランバートが日本ワーストタイの1イニング3暴投で自滅KO…度会の勝ち越し打浴びる」『スポーツニッポン』2025年4月29日。2025年4月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Peter Lambert stats MiLB.com
- 個人年度別成績 P.ランバート - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 東京ヤクルトスワローズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
 |
この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。 |
- ピーターランバート (野球)のページへのリンク
