ピザ前史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:29 UTC 版)
パンは最も古い食品の1つで、少なくとも新石器時代には誕生している。イタリアのサルデーニャ島では3000年以上前に酵母を使ったパンが作られていた。古代ギリシアでは平らなパンが作られており、ピラコウス (plakous, πλακοῦς, gen. πλακοῦντος - plakountos) と呼ばれていた。ピラコウスはハーブ、たまねぎ、ニンニクなどで風味付けがなされていた。古代イランアケメネス朝の王ダレイオス1世 (521-486 B.C.) は、表面をチーズとナツメヤシで覆ったパンを焼かせている。紀元前1世紀、古代ローマの詩人ウェルギリウスは叙事詩『アエネイス』の中で、アスカニオスが食器代わりの平パンを食べる様子を描写している。 平らなパンは、地中海の各地で食べられていた。古代エトルリアのフォカッチャ、イタリアカタルーニャ、バレンシア、バレアレス諸島のコカ (coca) 、ギリシアのピタ、トルコのピデ (Pide) 、ボローニャのピアーダなどである。
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