ピクロトキシンとは? わかりやすく解説

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ピクロトキシン

薬物ピクロトキシン
英名picrotoxin
化合物名or商品名
分子式C15H18O7
分子データ
用途中枢神経興奮剤呼吸促進剤
副作用
胎,授乳児への影響
備考日本では使われていない
融点203
沸点
LD50(マウス)/mg kg-1※7.2(腹腔内)
LD50(その他)/mg kg-1
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

ピクロトキシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 04:59 UTC 版)

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ピクロトキシン
識別
CAS番号
124-87-8 
ATCコード none
PubChem CID: 5360688
IUPHAR/BPS 4051
DrugBank DB00466 
ChemSpider 16736444 
UNII ZLT174DL7U 
KEGG C09529  
ChEMBL CHEMBL506977 
化学的データ
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ピクロトキシン(英:picrotoxin)はセスキテルペンに属する痙攣薬のひとつ。1812年インドから東南アジアに自生するツヅラフジ科の樹木アナミルタ(Anamirta cocculus)から発見され、ギリシャ語の「苦い毒」から命名された。コックリン(cocculin)とも言う。

厳密にはピクロトキシニン(Picrotoxinin、C15H16O6)とピクロチン(Picrotin、C15H18O7)の2つの化合物の混合物である。両者の構造はコリアミルチンに類似している(コリアミルチンも同様に痙攣を引き起こす)。

抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体であるGABAA受容体を遮断することにより興奮性神経を抑制支配から解き放ち、興奮性神経からの指令を異常に増強する。ピクロトキシンを大量に投与すると間代性痙攣を引き起こし、長時間作用させると脊髄にも作用し強直性痙攣を引き起こす。臨床的には用いられない。

参考文献

  • 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018

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