ピアニストの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 01:27 UTC 版)
ピアノの直接の原型となる楽器が登場した時期は17世紀ごろであったといわれる(ピアノの項参照)が、それ以前から鍵盤楽器は作曲家にとって重要な素養のひとつであり、名オルガニスト・チェンバロ奏者であった大バッハ以降、鍵盤楽器奏者と作曲家を兼ねた人物は多い。著名な作曲家では、モーツァルト、ベートーベン、ショパン、リスト、ラフマニノフなどがその例である。職業的なピアニストの成立としては、フランツ・リストやフレデリック・ショパンを嚆矢とすることが多い。彼らはすぐれた作曲家であり、カリスマ的な人気を誇った演奏家であった他に、多くの弟子を育成し、その後の奏法や教授法に影響を与えた人物でもある。現在でもピアニストの影響関係の系譜をたどってゆくと、リストかショパンにたどり着くことが多い。
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