広島21号【ヒロシマ21ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9301号 |
登録年月日 | 2001年 10月 12日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 広島21号 よみ:ヒロシマ21ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 広島県 | |
品種登録者の住所 | 広島県広島市中区基町10番52号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前田光裕、伊藤夫仁、中薮正之、中澤征三郎、前田博文、保科亨、土屋隆生、土居嘉明、上本哲、井本征史、平岡憲昭 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「サチイズミ」と「ふ系141号」の葯培養から選抜育成された固定品種であり、育成地(広島県山県郡大朝町)における成熟期は早生の晩、耐冷性が極強、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。草型は偏穂重型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度及び穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は極少、芒長は極短である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。出穂期及び成熟期は早生の晩、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや強である。「サチイズミ」と比較して、稈の剛柔が剛であること、障害型耐冷性が強いこと等で、「ふ系141号」と比較して、稈長が長いこと、障害型耐冷性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に広島県立農業試験場高冷地支場(現広島県立農業技術センター高冷地研究部)(山県郡大朝町)において、「サチイズミ」に「ふ系141号」を交配し、第2代で葯培養を行い、平成3年に復元第2世代で選抜を行い育成された固定品種であり、4年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「広系21号」であった。 |
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