ヒトの耳介とは? わかりやすく解説

ヒトの耳介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:17 UTC 版)

耳介」の記事における「ヒトの耳介」の解説

ヒトの耳介は、頭部左右に1対存在する。この部分は、主に軟骨皮膚とでできている。しかし、耳垂部分には軟骨存在しない。なお、耳介の部分存在する軟骨を、耳介軟骨と呼ぶ。ここにはエラスチン多く含まれており、これが耳介の形状一定に保つのに役立っている。 さて、ヒトの耳介も、他の動物耳介同様に集音器として役立っている。これは手を耳介の後ろあてがってみれば、音の聞こえ良くなることから、その効果確かめることができる。ただし、ヒトの場合耳介を動かすための筋肉群(前耳介筋上耳介筋後耳介筋、対珠筋など)が退化しているため、耳介意図的に動かして集音するということは事実上できない稀にヒトでも耳介を動かすことができる個体もいるが、例えネコのように聴きたい方向耳介の向き合わせるなどといった芸当は、ヒトでは到底不可能である。 それから、外耳道共鳴器となり、共鳴する周波数付近音の感度上げていることは有名だが、ヒトの耳介に存在する窪みや溝も共鳴器となり、共鳴する音を増幅している。なお、ヒトの耳介で共鳴する音の周波数は、ヒト外耳道共鳴する音よりも、さらに高い周波数である。 ちなみに耳介外部露出した部分なので、ヒト身体の中でも凍傷になりやすい部分として知られている。したがって寒冷地では耳介保護するための防寒具用いられることもある。 ヒトのY染色体問題によって発症する耳介の部分に毛が多くなる耳介多毛症というものも存在する

※この「ヒトの耳介」の解説は、「耳介」の解説の一部です。
「ヒトの耳介」を含む「耳介」の記事については、「耳介」の概要を参照ください。

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