ヒトの精子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:23 UTC 版)
1日に精巣で作られる精子の数は5000万 - 1億ほどである。大きさは60マイクロメートルほど(ヒトの卵細胞の大きさは直径100 - 150マイクロメートル)。精巣で作られた精子は精巣上体(副睾丸)まで運ばれ、成熟して射精を待つ。精巣上体では、最大10億ほどの精子が貯蔵できると考えられている。射精1回あたりの精液が含む精子数は個人差や体調面でのぶれも大きいが、通常1 - 4億ほどである。ヒトの場合は精原細胞から70日間をかけて分化し、精子となる。ほとんどの場合、通常空間では数時間程度で死滅するが、頸管内や子宮内、卵管内などでは精子に蓄えられているエネルギーにより、数日程度の生存が可能である。
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