バンバンザイ【バンバンザイ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9304号 |
登録年月日 | 2001年 10月 12日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | バンバンザイ よみ:バンバンザイ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 渡邉耕造、矢ヶ崎健治、岡田雄二、武井由美子、荒川誠、大塚一雄、戸倉一泰、古澤孝行、加藤智、庭山孝、井上圀男、立岡るみ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「チヨニシキ」に「玉系74号(後の「ゆめみのり」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(埼玉県熊谷市)における成熟期は晩生の晩、耐倒伏性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型の水稲、粳種である。草型は偏穂数型、稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病圃場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群である。「日本晴」と比較して、芒が少ないこと、出穂期及び成熟期が晩いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で、「ゆめみのり」と比較して、芒が少ないこと、出穂期及び成熟期が晩いこと、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に埼玉県農業試験場(熊谷市)において、「チヨニシキ」に「玉系74号(後の「ゆめみのり」)」を交配し、平成元年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、3年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「玉系94号」であった。 |
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