バンカ海峡での戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 16:15 UTC 版)
「神風 (2代神風型駆逐艦)」の記事における「バンカ海峡での戦闘」の解説
6月4日、輸送任務のため重巡足柄とシンガポールを出港した。翌日バタヴィアに到着し、陸軍兵(足柄約1200名、神風約400名)と物資を搭載。7日、シンガポールに向け出港した。英潜水艦トレンチャントは米潜水艦から日本艦隊バタビア入港の情報を得てバンカ海峡北口附近で待ち受け、英潜水艦スティジァンも同海峡に配置された。8日、スティジァンは先行した神風を雷撃したが回避され、逆に追尾・攻撃された。スティジァンは帆を張ってジャンク船に偽装し、ジャンク船団の群に紛れたという。同日12時15分頃、バンカ海峡北側でトレンチャントが足柄を撃沈した。神風は足柄の三浦速雄艦長を含む乗員853名と陸兵400名を救助し、シンガポールに入港した。シンガポールには大破した重巡妙高と重巡高雄が停泊していたが、行動可能な駆逐艦以上の戦闘艦艇は神風1隻となった。 6月中旬から仏印方面輸送に2回従事した。18日、第4号掃海艇と共にタンカー1隻を護衛、シンガポールを出撃して仏印西岸ハッチェンに向かった。20日、B-24爆撃機六機が襲来し、タンカーは炎上・航行不能となった。神風も至近弾で少量の浸水被害を受け、タンカーの乗員を収容後、22日にシンガポールに戻った。
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