バッファー・プレイヤーとは? わかりやすく解説

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バッファー‐プレーヤー【buffer player】

読み方:ばっふぁーぷれーやー

基本的に自民党政権存続望んでいるが、一党優位となるのは好ましくない考え選挙では与野党勢力拮抗するように投票する有権者のこと。


バッファー・プレイヤー(buffer player)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 20:52 UTC 版)

投票行動」の記事における「バッファー・プレイヤー(buffer player)」の解説

バッファー・プレイヤーとは、戦後の日本政治において自民党政権担当能力信頼し自民党政権支持しているが、政局与野党伯仲が望ましいと考え自民党大勝させない政権から転落しないよう投票を行う有権者(またはその投票行動)のことである。 1979年のから1990年までの国政選挙では選挙予測報道とは異な結果出ていた(ただし1986年衆院選を除く)。例えば、1979年衆院選選挙前報道では「自民大勝であったのに、実際に自民辛勝与野党伯仲)の結果であったことや、1990年衆院選選挙前報道では「与野党逆転であったのに、実際に自民党勝利であったことなどである。猪口孝蒲島郁夫はこの現象に対して一般性の高い仮説(バッファー・プレイヤー説)を提示した。バッファー・プレイヤー説の証明として「有権者はどの政党政権担当適任政党考えているか」、「支持政党別に有権者どのような政局が望ましいと考えているか」といった点からの検証なされた前者では「自民党」が圧倒的であり、後者では自民党支持者の間でも「自民党安定多数」よりも「与野党伯仲」を望む有権者多く野党支持者の間でも「与野党逆転」より「与野党伯仲」を望む有権者多かったことでバッファー・プレイヤー説の妥当性証明された。 バッファー・プレイヤーの投票行動は、自民党一党優位が続く中、野党政権担当能力欠如していると判断した有権者が、自民党政権存続させることで政治安定求め一方で政局与野党伯仲という不安定な状況に置くことで国民対す自民党政権応答性responsibility)を求めるものであったその意味で、マスメディアの報道踏まえた有権者による合理的選択とも理解できる1990年以降選挙でバッファー・プレイヤー説が当てはまらない要因としては、1993年自民党政権から転落し自民党以外の新たな保守政党誕生したことによって、政権担当適任政党が必ずしも自民党でなくても良い有権者認識するようになったことが考えられる

※この「バッファー・プレイヤー(buffer player)」の解説は、「投票行動」の解説の一部です。
「バッファー・プレイヤー(buffer player)」を含む「投票行動」の記事については、「投票行動」の概要を参照ください。

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