バイナリブロブとは? わかりやすく解説

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バイナリ・ブロブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/25 13:50 UTC 版)

バイナリ・ブロブ(binary blob)とは、フリーソフトウェアコミュニティにおいてフリーまたはオープンソースFLOSS)なオペレーティングシステムカーネルロードされるオブジェクトファイルについて、公開されかつ利用可能なソースコードが存在しない場合のものを非難する用語である。この用語は、通常、カーネルとは無関係に動作するコードに対しては適用されない。そのような例は例えばBIOSコード(含むとする意見もある)、ファームウェアイメージ、ユーザー空間プログラムである。(詳しくはプロプライエタリ・ソフトウェアという記事を参照せよ。)




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注釈

  1. ^ 近年では解消されつつあるが、ハードウェアベンダーはMicrosoft Windowsオペレーティングシステムと比較してUnix系オペレーティングシステムにはドライバを提供しないことが多い。

出典

  1. ^ Source Package: firmware-nonfree”. 2010年3月25日閲覧。Linuxカーネルに含まれる種々の機器用のバイナリオンリーなファームウェア。Debian GNU/Linux用パッケージ
  2. ^ Matzan, Jem (2005年6月15日). “BSD cognoscenti on Linux”. NewsForge, Linux.com. 2006年7月7日閲覧。 See Christos Zoulas's response to "Is sharing between Free/Open/NetBSD and the Linux kernel a common occurrence? And if so, does it go both ways?"
  3. ^ Matzan, Jem (2005年6月20日). “BSDから見たLinux”. NewsForge, OSDN Magazine. 2011年2月13日閲覧。日本語翻訳記事。「Free/Open/NetBSDとLinuxカーネルの間では、共有が一般化しているのでしょうか? もしそうなら、双方向の共有でしょうか?」との質問に対するChristos Zoulasの返答を見よ。また対照的なテオ・デ・ラートの発言も見よ。
  4. ^ Music composed by Ty Semaka and Jonathan Lewis. Recorded, mixed and mastered by Jonathan Lewis of Moxam Studios (1-403-233-0350). Vocals and Lyrics by Ty Semaka & Theo de Raadt. Bass guitar, organ and bubbles by Jonathan Lewis. Guitar by Tom Bagley. Drums by Jim Buick. “3.9: "Blob!"”. OpenBSD. 2006年6月22日閲覧。最初は小さかったブロブが最終的にはペンギンや全世界の計算機を飲み込むほどの規模になるという挿絵がある。また歌の最後にはバイナリ・ブロブを提供している各ベンダーの名前が挙げられている。
  5. ^ Debian firmware-linux packages”. 2010年3月25日閲覧。
  6. ^ Debian 6.0 "Squeeze" to be released with completely free Linux Kernel”. Debian. 2011年2月13日閲覧。
  7. ^ Protest against ATI nearly led to the arrest of RMS”. Free Software Foundation (2006年4月27日). 2006年10月10日閲覧。
  8. ^ Explaining Why We Don't Endorse Other Systems”. GNUプロジェクト. www.gnu.org (2011年7月13日). 2011年9月10日閲覧。
  9. ^ Andrews, Jeremy (2006年4月19日). “Interview with Jonathan Gray and Damien Bergamini”. KernelTrap英語版. 2012年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月6日閲覧。
  10. ^ OpenBSD Works To Open Wireless Chipsets”. KernelTrap英語版 (2004年11月2日). 2012年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月23日閲覧。
  11. ^ Campaign for Free BIOS”. Free Software Foundation (2006年11月29日). 2007年1月2日閲覧。


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